産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
十月も最後の今日
東京は肌寒い一日となっています。
2015年度の二十四節気も
立冬 小雪 大雪 冬至
の四つを残すばかりとなりました。
大自然のうつろいで考えますと
新年は２月の立春ですから
ほんとうは一月期の二十四節気である
小寒 大寒
が加わる事になります。
いずれにしましても
この残す六つの二十四節気に見られるのは
冬 雪 雪 冬 寒 寒
という文字。
季節は年の瀬へと移り変わり
冬の世界へと導かれていきます。
我が家では春に息子が
就職で家を出たものですから
それからは私と妻との
二人暮らしとなりました。
いまだに寂しがっている妻はさておき（苦笑）
やはり三人暮らしのときとでは
いろいろと日常に変化も起きています。
食事が和食中心で
量も少なくなったり
「今日は外で食べようか・・・」
という日も
時おりあったりします。
その中でも一番変わったのは
就寝時間でしょうか。
以前は
１２時から午前１時くらいの間に
寝ることがほとんどだったのですが
二人暮らしになってからというもの
私たちは夜はあまり
テレビも見ませんから
少しずつ就寝時間が早くなっていきました。
最近は１０時ぐらいに寝ることも
増えてきています。
まぁ
とても健康的とはいえますね（笑）
こうやってみてみますと
いかに今までは息子に合わせて
生活をしていたということが分かります。
食事の内容も
寝る時間も
他にもいろいろとあるでしょう。
それらのほとんどが
息子中心だったということですね。
これはどこのご家庭でもそうなんでしょう。
お子さん達が
家を出て行きますと
一気に老け込むご両親が
多くいるとききます。
それは今では理解できます。
だからこそ
その危機感に気付かれたご両親は
趣味などを持ち
自分の心に
潤いを与えるように努力されるわけです。
自然界でも
土が固くなれば
木々や作物が枯れ始めるように
人間も
筋肉が硬くなれば老化が進みます。
その最たるものが
「心」でしょう。
心に潤いがなくなれば
人は気力も衰え
身体にも不調をきたすことになります。
年齢を重ねるということは
そのこととしっかり向き合うことでもありますから
一日一日という時間が
とてもかけがえのない貴重なものなんです。
心の枯れと老化は
年齢に関係なく
若い世代でも起こり得ますから
若くても自暴自棄にならずに
与えられている命を大切にされてくださいね。
むしろ若い世代の方たちほど
自分の人生に対して
投げやりになることが多いですから
しっかりと踏ん張って
それでも生かされている・・という事の意味を
受けとっていただければと願っています。
この世に
誰ひとりとして
無駄な人間などは存在しません。
全てが完璧な調和の元に
つながっているんです。
私の仕事は
ひとりでも多くの方々を
ご自身の産土神との絆を結ぶ
手助けをしてあげるということ。
そしてそれは
のちに皆さんから
感謝の思いをたくさんいただくことになりますので
私の心は
おかげさまで常に潤っている状態です。
ほんとうにありがとうございます。
心から御礼申し上げます。
感謝
