満月の翌日は、
風がよく吹くと感じます。
昨日は神社の社務所と、
由緒書について書かせていただきました。
社務所などがある神社の多くでは、
昇殿参拝（しょうでんさんぱい）
を受け付けておられます。
昇殿参拝とは、
拝殿の中へと入り、
神職の方に祝詞（のりと）を奏上していただき、
神さまに祈願していただくというものです。
ご本人も、
拝殿の中へと入ることから、
より神さまに近づくことができます。
昇殿参拝を受けるときは、
最初に社務所で、
何を祈願するのかをお伝えします。
合格祈願
商売繁盛
病気平癒
安産
これらが主なものでしょうか。
この昇殿参拝のときに支払う代金を、
初穂料（はつほりょう）
といいます。
現在は、
料金設定もしてあるため、
お金を包むのが一般的となりました。
古くは、お米が実る秋の季節に、
神さまへの感謝の思いを込めて、
その年に初めに実った稲穂を
神さまにお供えしました。
初穂の「穂」は、
稲穂の穂です。
昇殿参拝をされるときは、
社務所でじかにお金を渡されるのではなく、
前もってポチ袋や白い封筒にお金を入れ、
表に「初穂料」
と筆書きしてお渡ししましょう。
昇殿参拝を受けられるときは、
ラフな服装は控えて、
しっかりと正装したいものです。
昇殿参拝を受けられる神社も、
やはりご自身に縁（えにし）ある、
産土神社や鎮守神社、
地域の一宮（いちのみや）などがいいのは
言うまでもありません。
昇殿参拝を受けられることで、
ご自身の守護の神仏、
ご先祖さまも大変喜ばれます。
守護力のパワーアップにもなりますから、
受けられてみてくださいね。
昇殿参拝を受けてみたくとも、
合格祈願や商売繁盛
病気平癒や安産も
どれも今の自分に
あてはまらないという人も
おられるでしょう。
そういう場合は、
神恩感謝（しんおんかんしゃ）
と、書きます。
ただただ、生かされていることに
無事に日常を過せることに
家族が平安であることに
それらの全てのことに
神さまに感謝いたします
という思いで初穂料を奉げます。
私が昇殿参拝を受ける時はいつも、
神恩感謝
と書いています。
祈願項目にもよりますが、
「神恩感謝」
などで昇殿参拝を受けられると、
相場は５千円くらいです。
５千円・・・
と思うと
高く感じられるかもしれませんが、
年に一度、
家族で年の瀬などに
昇殿参拝を受けると決めるのも
ひとつの方法です。
一月から、
毎月５００円ずつ、
専用の貯金箱に貯金するんです。
そうすると、
１１月の時点で５５００円溜まることになります。
そのお金で、
１２月に縁ある神社で昇殿参拝を
受けるというのはいかがでしょう。
これは私が個人コンサルティングでも
お勧めしているものなんですね。
多くのご家族が、
実行されています。
「おかげさまで毎年、
新年を家族全員で清々しい気持ちで迎えています」
というお便りも頂いています。
月に５００円の、
神恩感謝貯金
あなたも始めてみませんか。
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