朝から体調が今ひとつだったのですが、
仕事の打ち合わせがあるので浜松町に行ってきました。
湿度は相変わらず高いですが、
空気はとても澄んでいるので気持ちがいいです。
打ち合わせを終えたあとは、
竹芝から日の出埠頭の辺りを散歩しました。
若い頃にはよくこの辺りにきましたね。
ウォーターフロントが注目されて、
とても賑わっていた時代です。
あれから随分と時間が流れました。
この後は私用があるので、
御茶ノ水にむかいました。
御茶ノ水に着く前には、
今日は体調も今ひとつなので、
さっさと用事を済ませて帰ろうと思っていたんですね。
ただ、
いざ着いてみると、
逆方向より引っ張られる感が襲います。
そちらの方角には、
神田明神。
「すみません・・
今日は体調があまりよくないので、
帰らせていただきます。
また次のときに参拝させていただきます」
心の中では、
神田明神に向って、こう唱えているわけです。
ですが、
神田明神に背をむけると足が動かないんですね。
時間にしては一分ぐらいでしょうが、
その場で立ち尽くしていました。
「やはり・・
御茶ノ水に来てるのに神田明神は無視できないか・・」
半ばあきらめの感で、
ふらつきながらも、神田明神へむかいました。
鳥居も神門も、
今日はとても輝いて見えました。
手水を終えると、
可愛い子が出迎えてくれます。
おとなしくて、いいこです。
とても癒されました。
充分に癒された後は拝殿へとむかい、
いつものように参拝をはじめました。
ここで、思いもかけないことがおこります。
祈り始めてほどなく、
今まで神田明神では味わったことがない
御神気に包まれます。
この神社では私が初めて感じた、
御神気ともいえるものかもしれません。
それは正面より丸い神気の玉となってやってきて、
私を二度ばかり包み込みました。
私の祝詞もそれに合わせるかのように、
同調させていきます。
手の平も、じんじんしています。
祈りが終わると突風が舞い始め、
猛烈な風が私の身体を吹き抜けていきました。
全身を、
祓っていただけたような感覚といえるでしょうか。
いや、
正直驚きました。
神田明神でこんな体験ができるとは
思っていませんでしたから。
私は神田明神には１００回近くは
参拝していると思いますが、
今日の参拝が今までで一番、質の高いものとなりました。
神社参拝は、
ほんとうにわからないものです。
過去最低の体調での参拝が、
最高の参拝になるのですから。
奥が深いですね。
今日は学びの多い参拝となり、
新たな気付きをいただけたことに心から感謝です。
今まで神田明神を軽視していたわけではないのですが、
考えが私の中ですこし変わったことは事実です。
今日の参拝では実のところ、
拝殿に向うときに屋根を見上げると、
金太郎のような格好をした男の子の神さまが、
先端にまたがっている姿が見えたんですね。
それも初めて見たものですから、
しばらく見つめていたんです。
今こうして書きながら気付いたことですが、
私は体調が今イチのときのほうが、
神さまとの感応度や霊眼度が高いようですね。
思い出してみると、そうなんです。