秋分の日になりました。
東京は朝から涼しく、
とても心地いいですね。
私は午前中に氏神さまと
亀戸天神さまに参拝してきました。
氏神さまの境内で少し佇んでいますと、
よく見かけるご婦人が参拝にこられました。
このご婦人とは、
この神社の境内でだけお会いします。
私とこのご婦人とは、
「おはようございます」
と、ひと言会釈を交わすだけです。
この方は今日のような
二十四節気の大切な日や、
月初めの日などは、
欠かさず参拝に来られているようです。
信心深いのでしょう。
素敵なことですね。
ただ、
残念なことに
参拝作法が我流なんです。
参道も平気で真ん中を歩かれますし、
鳥居前で止まっての一礼も無し。
手水は柄杓に3~4回は水を汲み、
口をすすがれるだけです。
見ていてほんとうにもったいないんですね。
こんなにちゃんと参拝に来られているのに、
どうして作法がこうなのかなーと、
不思議でなりません。
今日はさすがに手水のところで、
お声をかけようかと思いました。
声が口をついて出かかったのですが、
一瞬の躊躇で、
とどまってしまいました。
うーん・・むずかしいですね。
私より年配の方ですから、
余計なお世話になりはしないかと、
そういう思いがよぎってしまいました。
気分を害してはいけないですから。
ですがこのご婦人のことは、
神さまも、
「残念じゃなー」
と、思われているような気がしてならないんです。
でもこれが現状です。
参拝にはまめに行かれる方でも、
作法は我流のまま。
ほんとうにこういう方が多いのですが、
これではいつまでたっても、
自己満足の参拝にしかすぎません。
ご自身の開運はもちろん、
神さまのご開運からも、
遠いものとなってしまいます。
作法それ自体は、
けっして難しいものではありません。
形だけならすぐに覚えられますし、
繰り返しているうちに、
どんどん身に付いていきます。
それよりも中身を整えること。
こちらのほうが重要になってきます。
心の状態ですね。
心を出来るかぎり繊細な状態に保つには、
やはりそれなりの時間と修練が必要となるでしょう。
まずはしっかりと
形と決まりごと、そして手順を覚えてしまいましょう。
参拝の作法と、心の状態に、
完璧はありません。
生涯、
磨き続けるものです。
私も日々、向き合っています。
まだまだ参拝作法に自身のない方は、
こちらを参考にされてくださいね。
覚えていただけると嬉しいです。
神さまに喜ばれる参拝1
神さまに喜ばれる参拝2
神さまに喜ばれる参拝3
神さまに喜ばれる参拝4
神さまに喜ばれる参拝5