今回は観光列車「みすず潮彩号」に乗り、日本海の眺めを楽しみながら
下関から仙崎駅に向かいます。

みすず潮彩号は、いかにも観光列車という感じの派手なカラーリングの
ディーゼルカーでした。

しかし自由席のシートは、普通のディーゼルカーと同じ。
まあ、日本海の景色を見るのが目的なので、これで十分ですけどね。

ちなみに指定席の内装はこんな感じ。通路を挟んだ両側に、海側を向いた
シートが並んでいます(もちろん海に近い方の席から売れていくのですが)。
次回乗ることがあれば、早いうちに指定券を買って、このシートからゆっくり
景色を眺めたいと思います。
さて、ほぼ満員で新下関を出たみすず潮彩号、なぜか最初の停車駅の下関で
大量に下車客がありましたが、それでもイスがすべて埋まるくらいの混雑のまま
山陰本線に入り、日本海側に進行方向を変えます。
ちなみに山陰本線は現在日本で一番長い距離を走る在来線(738キロ)。
さすがに1泊2日の週末旅行で全区間乗り通すのは現実的じゃなさそうですが。

下関を出て20分もたつと、左手には日本海が広がってきました。
それにしてもこの日はとても良い天気ですね、海の青さも引き立ちます。

もちろん内陸側に線路が移っても
やはりそれはそれでいい景色であることに違いはありません。
本当に快晴、景色を眺めているだけですがすがしいです!!

さて、みすず潮彩号の観光列車らしい特徴として
眺めの良いポイントで停まってくれる!というのがあります。
自由席車両なら窓が開けられるので、天気のいい日には窓を開けて
このように風景の写真をパシャパシャと撮ることもできます。

ちなみにこのみすず潮彩号の名前の由来は、この列車の走る仙崎出身の
童謡詩人・金子みすずからとられています。東日本大震災の時に流れていた
ACのCMで朗読された「こだまでしょうか」の作者といえば、ご存知の方も多い
のではないかと思います。駅にはこの列車のために作られた専用の駅名板と、
金子みすずの詩が書かれた看板が設置されています。

特牛駅から自転車を担いだ少年が乗車してきました。
みすず潮彩号は観光列車でありながら、かつ普通列車でもあるので
地元の人やたまたま乗り合わせただけの人の利用も目立ちます。

それにしてもこの特牛駅、初めて見て読める人がどれだけいるでしょう?
(「こっとい」駅と読みます)

海の景色だけ見ていると、沖縄だとか言われても信じてしまいそうな
澄んだ水の色をしていますね。あとで乗ったタクシーの運転手さんは
「ここまでいい天気になるのはめったにないよね~」と話していました。
昨日とは打って変わって、本当に天気に恵まれた一日でした。

長門粟野駅の手前に、大きな入江が広がっています。
ちょうど粟野川の河口をふさぐように島があり、入江を作っているのですが
この島、以前は本州と陸続きであったものを、河川の氾濫を防ぐために
あとから分水路を掘って島としたものだと、前に座っていたご老人が
話しておりました。

海に山に畑に、次々と景色が変わっていきます。
こうして長門古市のあたりで内陸側に戻り・・・

長門市の手前で海を眺めると、みすず潮彩号の旅もいよいよ
終着駅が近づいてきます。

こうして、12時半ごろに終点の仙崎駅に到着しました。
みすず潮彩号は、特急とは違ってすべての駅にマメに停車しながら、
2時間半かけて走り切る"普通列車の"観光列車です。ふだん鈍行で
旅をすることもない方も、このようにのんびり景色を見ながら移動を楽しむ、
というのはいいんじゃないか?と思います。
(つづく)
























