GOPROの映像 | 雨の日以外はボード日和

雨の日以外はボード日和

積雪期限定のブログになるかも?

GOPRO他メーカーの小型防水ビデオカメラでスポーツシーンを
撮るのが流行っています。

当方もGOPROにて主にスノーボード滑走を撮影してブログやYoutubeに
アップしていますが、撮影、編集まで含めての映像製作過程において
気になった事を・・・
趣味な事なので余計なお世話だぁ・・・と言われればそれまですが・・・

少ない経験なので撮影技術論や編集技術論、はては芸術論まで発展させる気はありません。
ここではスキー、スノーボードでの動画についてで他のスポーツについては
別のノウハウあるのでそれは詳しい方に・・・


個人の趣味で撮って遊んでいるのですからどう撮って編集しても勝手なんですが・・・
ブログやyoutube等にアップして他人に見て貰おうとした場合?
やはり変化に乏しい画像は厭き易いと思います。




[1]1本の動画は2~4分程度が良いと思います。
つまり、BGMを入れたら1曲分程度が見やすいと思います。
知っている方や場所が写っていたら長くても見れますが、
(ボードツアー等人数多いのはツアー記念兼ねて関係者だけ楽しめれば
良いのではと考えて長めのも作成しました。)
長い物はテーマに分けて一つを2~4分にしたのを組み合わせる。

知らない第三者ので長い物は内容が個性的か編集が上手くいっていないと
だらだら・・・して厭きてしまいます。
遠い親戚や出席してない知人の披露宴のビデオを延々見る雰囲気でしょうか?


[2]BGMは入れた方が良いと思います。
選曲でセンス問われそうですが・・・ えへへ…

特徴的な周囲の自然音を重視したいなら目的がはっきりしているのでこれは別です。
動画的につまらない様な?物にもBGM入れるとけっこう様になるものです。


例えばパウダーシーンにはどんなBGMがマッチするか?
派手なスプレー上げているから元気の良い曲合いそうなのは判りそうですが
以外としっとりとしたのも合うかも?

試しにパウダーシーン約20秒に色々な曲付けてみました。(全部で3分13秒)
1:ノーマルの未加工、滑走音や風切音
2:JAZZ 女性ヴォーカル
3:R&B 女性ヴォーカル
4:パンク
5:POPS 女性ヴォーカル
6:昭和の歌謡曲
7:クラシック
8:JPOP
9:演歌



そのBGMがどんなジャンルで最初違和感あったとしても2~3回見れば以外と
合っている様に感じてしまうから不思議です。
カラオケだって曲のイメージと関係無い画像でも直ぐに慣れてしまうのと
一緒かもしれません。

でも皆さんはどれがマッチしていたと思いますか?



[3]コメント、注釈は好みで
画像に説明の為にコメント、注釈は有った方が判り易くて良いと言うのと
画面が煩くなって集中出来ないと意見分かれます。

個人的には途中で違う画面に変わったら説明欲しいです。
お好みでどうぞ。







[4]目的によって撮り方変えましょう。

『 A 』:ゲレンデよく見かけるので1番多いのがヘルメットの上に取りつけて撮影する方法で
GOPRO以外の機種ではヘルメットの横に取りつけているのも多いです。
又、胸の前に取りつけるのも大雑把に此処では一緒のカテゴリーに
$雨の日以外はボード日和-ヘルメットtop
 <<メリット>>
・安定して撮れるので滑走時にバランス崩しにくい。
大きいジャンプや回転が加わる場合はこれ以外では難しい。
・追い撮りする時に視線方向になるので撮り易い。
・自分のスプレーでカメラのレンズに雪が付き難い。

 <<デメリット>>
・追い撮りしないで先頭で撮影すると変化乏しい画像になり易い。
・雪が吹き付ける時はカメラのレンズに雪が付き易い。
・カメラの向きが途中でずれても判らない。
・カメラ動作のon/off等が確認し難い(リモコン有れば解消)
・ツリーラン時にヘルメット上部のカメラをぶつけて壊したり落としたりし易い。
・追い撮りせず先頭の場合は画面内には常に固定された物は映らないので画面酔いし易いかも。?
⇒この場合ヘルメット横に取り付けてヘルメットが常に映り込ませれば改善出来る。
・パーク等でジャンプやレールのバランス取りのシビアなシーンではヘルメット装着は最適ですが、ゲレンデクルージングではヘルメット装着は正直スノーボードには不向きかもしれません。
⇒横乗りの為に周囲確認するので頭部移動が多くて画面が左右にサッサツと素早く動かす事が多いので画面酔いし易い画面になりがちになります。
動画サイトでヘルメット装着のゲレンデクルージング画像で左右微動舵しない見やすい画像も見受けられますが、それって周囲確認を殆どしていない危ない方ではと・・・


下記画像(20秒)はヘルメット上部での画像では有りませんが、一脚を持って後側から撮影で
カメラが右上に向いてしまい滑走者が写り込まない為、ヘルメット上部取り付けみたいな
映像になりました。
前半は右下にスプレー見えるから良いけれど後半はスプレー殆ど見えないので
唯の白いバーンで だからどうしたです。
ノートッラックパウダーも数秒で厭きてしまうかも?




・この様なシーンではヘルメット上部に付けたカメラを少し下側に向けて脚元見える様に
するパターン多いですが、これも長いシーンになると厭きるかも?

・スプレーを上げたシーンに拘りたいならヘルメット上部にカメラを背中合わせに
2台載せて撮影して編集で前後切り替えたり前方画面の中に後方画面を少し小さく
導入するのも良いかと思います。
下記画像(22秒)では一脚を持って後側から撮影ですが、途中でカメラを回して
後方のスプレーシーン
撮影してみました。


★ヘルメット上部取り付け(横取り付け含む)はグループで来ている時は良いですが
単独で来場している時は追い撮りで前走する方を見つけないと厳しいかもしれません。
★春先にかけてツリーラン時、下にGOPROがころがっているかもしれません。?




『 B 』:次に良く見かけるのが一脚にカメラを取り付けて前方向から後方を撮る方法
(スキーのストックに取りつけて後方撮影も一緒)
$雨の日以外はボード日和-一脚2

別名「自撮り」とも言われてます。
本来CFやTV番組等で被撮影者の表情やリアクションを撮るのに有効な撮影方法

又、この事よりこの一脚は 別名「俺オレ棒」と一部では呼ばれています。


一脚の長さは40cm~70cm位が多い様です。
短めだと超広角レンズの特性で本人が大きく写り込みそれが嫌な方は長めでしょうか。?


 <<メリット>>
・被撮影者の表情やリアクションを撮り易い
・後方の特徴あるシーン(この場合スプレーシーン)撮り易い
・雪が吹き付ける時でもカメラに雪が付着し難い
・カメラの向きを確認し易い。
・カメラ動作のon/off等が確認し易い。
・一脚持っても比較的バランスは取易い。
・画面内に常に固定された部分になる撮影者本人が映り込んでいるので比較的画面酔いし難い。

 <<デメリット>>
・目的が別にあれば良いのですが、風景込みを考慮すると厳しく普段見る景色と逆に流れる事に
 なるので特徴的な景色が写っていないと何処で撮ったか判らない?
・第三者で見ると撮影者の滑走シーンはけっこうカッコ悪い。?


下記画像(23秒)では雪が吹き付けて前方にカメラ向けられなかったのと
腿パウダーのスプレーシーンを撮りたかったので前方向からの自撮りしてみました。
しかし、滑り慣れた場所であってもこの画像からはどんなライン取りして滑走したかは
本人でも判りずらいです。
その為、これはシャルマン火打の飛山エリアの最奥部で撮影しましたけれど
特徴的な風景写っていないのでニセコや志賀高原で撮ったと言っても
信じるしかないかも?
樹氷が写っていたら信州、東北以北かなとは思いますが・・・


★撮影目的が無い限り難しい撮影方法だと思います。
それでなくてもゴーグルして表情判り難い処にフェイスマスクまでしていたら
自己満足だけの画像になり易いかも?
口の悪い奴はナルシスト略してナル動画とか●ナニー動画とも・・・ 汗




『 C 』:3番目に良く見かけるのが一脚にカメラを取り付けますが後方向から撮影者本人入れて前方を撮る方法
$雨の日以外はボード日和-一脚2


一脚の長さは40cm~70cm位が多い様です。
当方がよく使う長さは約46cmで更に一脚を手首に対して直角に上げて撮影しています。
短めにして上に上げている理由は一脚を握っている手首や一脚自体が写り込むのは趣味じゃないからです。
一脚を長めにして斜め上から撮影すると前方広範囲に写りますが、手首と一脚自体写り込みます。
スキーストックに取り付けた場合もこんな感じに成り易いです。



 <<メリット>>
・撮影者の後姿が入るので画面に変化を出易い。
・カメラ動作のon/off等が確認し易い。
・グループでも単独でも応用効きやすい。
・画面内に常に固定された部分になる撮影者本人が映り込んでいるので比較的画面酔いし難い。

 <<デメリット>>
・カメラの向きが途中でずれても判らない。
だからと言って確認の為にちらちら振り返るのは・・・ うー
・雪が吹き付ける時や自分のスプレーでカメラのレンズに雪が付き易い。
・一脚を後ろ手に持っての滑走はバランス崩し易い。
長時間は軽い一脚との組み合わせ(約106g+163g=269g)でも重い。
・第三者で見ると撮影者の滑走シーンはけっこうカッコ悪い。?


下記画像(25秒)では撮影者の後側からで一緒に滑ってる雰囲気に
なり易いかも?
但し、この映像に関しては場所が場所だけに?敢えて下向き加減で
周囲風景の映り込みは最小限に・・・ うー



★いくら変化が出し易いと言っても、ノートラックの場合は広いバーンでは
周囲に木々や景色を写し込んだり、既に在るトレースを写し込みながらの方が
変化が付いて厭きにくいかもしれません。




『 D 』:カメラにベルト取りつけて直接手で持つ方法

これは『 A 』『 B 』『 C 』を組み合わせて一脚分の長さが無い撮り方

メリット、デメリットはどうやって持つかで変わってきます。
・深いターンを切ったり、障害物ぎりぎりにすり抜ける時など
面白い画像撮れそうな方法かと思います。



★GOPROの場合には画角は変更出来ますが、ブレ等を目立たない様に
通常は170度の超広角で撮影します。
その為、追い撮りをする場合、真後ろや風下だとスプレー飛んで来てレンズに
付着するのと 万が百?前走者の転倒を考慮して左右にライン一つ分空けます。
しかし、10m以上離れるとかなり小さくなってしまいますので出来たら
3~5m程度だと良いのですが、けっこう怖いかも?




### 20140304 追加 ###




『 E 』 偶に見かけるのが、追い撮りで後方から長めの一脚で伸ばして撮る方法
GOPROでは170度の超広角で撮る事が多いので 前走者との距離離れると迫力に欠けるので
距離詰めたいけれど詰めての滑走は難しく何よりも怖いのでそれを補う為の手法です。
    此処では「追っかけ棒」とでも言いましょうか。?



★長めの一脚(120~170cm位)先端のGoProを進行方向の下向きに取り付けます。
 当方はこの撮影方法はやらないので取りあえず手持ちの一脚に取り付けてみました。
追いかけ棒2

★俺オレ棒サイズの40~70cm程度で行っている方見かけましたが・・・
 滑走者に少しでも近づきたいのは判るけど それだったらバランス崩し難いヘルメットの
 上部装着の方が良くねぇ・・・と 夢の無い事を言ってしまう。 汗

 時代劇での捕り物の「御用だ!」「御用だ!」・・・て 脳内変換しそうで 提灯
御用提灯
(Webから借用画像) 


★GoProは本体重さで安定させる為下向きに取り付けるので天地逆の設定にして撮影します。
追いかけ棒1


★こんな感じで突きだして撮影します。
追いかけ棒3


★こんなイメージ??? 



・・・て 転倒予想大な感じかょ (^▽^;)    スゲー痛そう痛っ!3痛っ!4痛っ2   





<<メリット>>
・GoProは170度の超広角で撮影する為に10m以上離れると迫力に欠け気味です。
 出来たら3~5m位の距離で追い撮りをしたいが、この距離はけっこう怖い
 その為に「追っかけ棒」を使えば距離を詰めやすい。
・GoProを下向きに取り付けて有るので自重で安定し易い。
・スプレーのかかり難い斜め後ろ側並んで並走出来る。
・空撮の真似事が出来る。?特にパーク等では期待出来るかも。
・スノーボード以外では高い処や見え難いアングルから撮れる。


<<デメリット>>
・長さが有りけっこう重いので片手持ちでは肘を添えないと安定し難い。
・軽い一脚にすれば今度は強度不足で揺れ易い。
・手元がぶれると長い分撮影範囲が大きくずれ易い。
・構造上追い撮り専用で前走者と距離を詰めた撮影しか向かない。
・バランス取りのシビアなパウダー滑走では重さと長さで使いずらい。



当方はこの撮影方法を何故殆どやらないのか? 
★前走者との距離の怖さ克服には向いていますが、それ以前に前走者と撮影者との
 意思の疎通させる事の方が大事ではないでしょうか。?
 突然転倒してしまう事は仕方ないけれど・・・ 汗
 撮影者にとって意味不明な停止、減速、加速、方向転換されるのを防ぐ為に
 撮影前に簡単な打ち合わせや場合によっては滑走中の指示が大事です。
 更に先ずはお互いの滑走技術向上はもっと大事と思っているからです。
★ぶれの多さを考えると使う気は起きないですね。
 未だヘルメット天頂から延長アーム伸ばしてアームが写り込んでも後方から撮った方が
 良い気がします。
 




### 20151013追加 ###


『 F 』 バックビューマウント
『 C 』の変形?発展系?で一脚を後手では持たずにザックや専用治具を利用して一脚形状を後方上部に伸ばしての撮影。

戦国時代の旗竿みたい?
旗竿
(webから借用画像)

市販品としては
市販1
市販2
(webから借用画像)


・・・で とりあえずザック利用して出来る物を作成しました。
取付角度で約45度と約75度の2種類選択可能です。
アーム付き



★寝かした約45度では一脚部分のストックも撮影されてしまい「さも撮っている感」しますが、追い撮り時にもスムーズに撮れるのはよいけれど身体向きとカメラ向きを考えるとスキー向きの撮影方法と感じました。
画角の関係でバックサイドターン(時計逆回り方向)だけでフロントサイドターンが映らない。

市販品みたいにアームを湾曲させればアーム部分が映らなくなるけれど製作が大変そうなのと
セッテイングに時間掛りそうなので湾曲案は諦めました。
(パウダーメインに撮りたかったのでセッテイングに時間掛るとパウダー売り切れてしまう?)




★角度立たせた約75度では一脚部分のストックは撮影されないのでカメラが宙に浮いている感強くてその分撮影者も画面に入れると撮影前方範囲が狭くなるので追い撮り時には対象と距離を詰めないと映らないので追い撮りには不向きです。



ここまでカメラ位置が高いとまず自分で上げたスプレーでレンズが塞がる事は発生しませんが
第三者から見る撮影者の滑走シーンの間抜け感は濃厚です。 おバカ

滑走中はけっこう一脚のストックが揺れていましたが、意外と見る分には許せる範囲かも。?





### 20161222追加 ###

『G』一脚にカメラを取り付けますが身体横にカメラを置き後方を撮る方法
此処では「追われ撮り」とでも言っておきましょうか。
 
前述『C』では一脚にカメラを取り付け後方向から撮影者本人入れて前方を撮りましたが
今回は滑走中にそのまま一脚を身体横に移動させて後方を撮ります。
 
当方の場合一脚は約45cmと短めで上方に立てた状態で撮影しています。
(短めにして上に上げている理由は一脚を握っている手首や一脚自体が写り込むのは趣味じゃないからです。)
 
シャルマン火打にて追われ撮り(約31秒、BGM無し)




<<メリット>>
・後方から来る滑走者が入るので画面に変化を出易い。
・雪が吹き付ける時や自分のスプレーでカメラのレンズに雪が付き易い。
・グループでも単独でも比較的応用効きやすい。
・画面内に常に固定された部分になる撮影者本人が映り込んでいるので比較的画面酔いし難い。
・一脚での撮影は第三者で見ると撮影者の滑走シーンはけっこうカッコ悪い事が多いけれどこの方法は比較的目立ち難い。
 
<<デメリット>>
・後方滑走者と距離が離れ過ぎたり横に行き過ぎて画面から外れない様な滑りが求められる。
・事前に打ち合わせしておいたり滑走場所が沢地形や樹林帯で横幅に制限掛かるロケーションでないと難しいかもしれない。
・単独の滑走では余程スプレーを盛大に上げたシーンでもないと様にならない。?
 
 
 
3:09~より上記の追われ撮りのシーンが入っています。




### 以上 追記終了 ###






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:OLYMPUS PEN mini E-PM1 17mmF2.8
動画:GoPro HD ,GoPro HERO3