2021年5月9日
ヘルベルトフォンカラヤンが録音したパルシファルがあります。
Herbert von Karajan ならではの美学が到達した稀代の名盤と言われています。
最初に LP で聞いた時から気になっていることがあります。
こちらはCDから起こしたものだと思われます
この動画で開始後30秒から45秒にかけてスコアに書かれていない音が入っているわけです。
ヘッドホンで何度も聞かないと分からないぐらいの 非常に小さな音ですが唸り声のような音(?)が入っています。
最初 LP の傷かと思いましたがオリジナルの音源に入ってるんです。
いったいこれは何でしょうかということをずいぶん疑問に思ってきました。
幸い Facebook で音楽に詳しい方が集まるサークルがあります。
投稿して様々な皆様の意見を聞いてみました。
確認して嬉しかったことは、そら耳ではなかった他の方も聞こえるということです。
問題はこの部分が楽器の音なのかそれとも Herbert von Karajan の唸り声なのかということです。
どうも解説を読んでもこの部分について指摘した方がいらっしゃらないのです。
Facebook に投稿したところプロオーケストラの方がデジタルノイズではないかとおっしゃっています。
楽器の音ではないのではないかと言われています。
一方でカラヤンが感極まって思わず唸り声を上げてしまったのではないかという説もあります。
Herbert von Karajan の実演を聴いた者としては常に冷静で、他にそのようなカラヤンが感極まって唸り声を出した録音がないのです。
一体この音は何だろうかということで今色々な方の意見を聞いております。
全く無関係のデジタルノイズが入っているとすれば。
録音にもこだわる Herbert von Karajan がこのノイズをなぜ放置したのかという意見もあります。
今のところ私の意見ではこれは Herbert von Karajan が思わずもらした唸り声ではないかと思っております。


