一流の経営者は違いますね。

ある中学受験上の一般には手に入らない資料を探していました。
どうしても必要だったのです。

その私立中高校一貫校の OB の方が学習塾を経営されてるの知っていました。この方が持ってるはずだと思いました。

一度会っただけです。

交渉はだめもとというのが私の主義ですから連絡してみました。

<その資料は実家の方にあると思います。

すぐに実家に連絡を取ってあるなしにかかわらず返事いたします。>

とのことでした。

 感動しました。

<あったら連絡しますわ>というのが普通だと思います。

そして大抵の場合連絡がありません。

 なくても連絡するというところがやっぱり違いますね。

あるなしにかかわらず連絡するというのは名言でした。

成功する塾は信頼関係を作るのが上手なんですね。

こういう回答いただくと、この人は信用ができると思います。逆に頼まれたら全面協力しようと思います。

約束を曖昧にしない。できないことははっきりできないと言う。というのが一流の経営者ですね。

これは学習塾ではありませんが、 ある私立の学校の校長先生に別の県立進学校の校長を紹介してくれと言いました。

その私立の校長は名門県立高校の元校長先生でした。

分かりましたと言って席を外しました。

 携帯電話を持って戻ってきました。

 <今校長先生が電話に出ているから話しなさい>とのことでした。そしてもう一度席を外されました。 したがってどのような内容かは聞いてないはずです。


そして人を紹介した場合にはそれきりです。

 結果的に県立高校の校長に会いに行ったのですが結果は報告しませんでした。

結果を報告するとお立場のある方を巻き込むからです。お礼も言いませんしましてや菓子折りを持っていくなどということは絶対にしてはいけませんね。

交渉事は紹介するだけで結果については自己責任ということですね。

私も絶対に約束は破りません。


 なぜならばできない約束は最初から断るからです。

どんなビジネスでも最後は人間関係です。最後は信頼関係です。

そして無駄なことをしません。スピードが早いんです。

あくまでも聞いた話です。
マイクロソフトのビルゲイツさんは話をしてくださいと言って話を聞いた後、<わかりました。秘書に命令します >と言って1分で交渉が終わるそうです。

私もこういうことを心がけています。

 車を売却した時の事です。

担当者が来られましたから、 車検証や様々な資料、 印鑑とか売却に必要なものは全て用意してます。ここにあります。 車は家の前の駐車場にありますからと言って鍵を渡しました。

一番高い値段を最初から提案してください。 Yes No で答えます。
 Yes ならばすぐに車を持って帰ってください。

No なら次にいってください。お互い時間が無駄ですから。

10分で売買契約が成立しました。

相手にしてみれば最高額を提示するに決まっています。

 たとえ儲けがなくても実績が生じるからです。今日は複数の車の買取に成功したというのが重要だからですと考えました。

 10分で済んだんですから儲けがなくても次のお客さんと交渉した方が得だからです。

そう判断しました。

予想よりはるかに高い金額で買い取っていただきました。