2020年11月24日


不妊の原因は男性の方にもあるわけです。

その場合には精子を夫以外の人間から取って来なければなりません。

実際に性交渉をさせるわけにはいけませんから体外受精になります。 

この話を最初に聴いたのは深夜のラジオ番組です。

<私の彼は今度パパになります。>
という女子大生さんの投稿です。

女性の彼氏が医学部に通っていて精子を提供することになったということです。

そして慶応の自治会組織が医学部でとんでもないことをしてると問題にしていました。


慶応医学部の重鎮である飯塚理八先生は不妊治療で大変な功績のある方です。だから誰も批判ができないんです。

そして精子を提供するのは主に慶応の医学部の学生でした。

夫婦も最難関の慶応医学部の学生の精子を求めたと言われています。

当時これは20年30年経てば大変な問題になると思っておりました。

自分の遺伝学上の父親が知りたいということで探している男性が出てきました。

やっと今になって法整備の問題が報道されています。 はっきり言って遅すぎます。

その男性はやはりお医者さんだったわけです。

自分の遺伝上の父親探したいということで慶応医学部の卒業アルバムから顔が似ている男性を探したと報道されています。



これは飯塚理八が先生が定年退職するぎりぎりです。

飯塚理八先生によれば元のデータは消去して存在しないということです。既にお亡くなりになりましたから復活は不可能です。

これがどういう問題が生じるかというのは30年前にすでに考えていました。

自分の遺伝上の兄妹姉妹がわからないということは、もしお見合いをしたり結婚を前提に交際した相手が兄弟や姉妹だったらどうなるのでしょうか。

確率は小さいとお考えでしょうが生命倫理問題は確率の問題ではありません。

当事者になってみれば交際相手に<自分は非配偶者間人工授精で生まれた。 もしかしたらあなたが妹かもしれないので、 交際前に DNA 検査をしましょう>と言うわけには参りません。

大変難しい問題ですが生命倫理と法整備はまた別の問題です。 

法整備なくして行った飯塚理八先生の罪が大きいと思います。

データはどんなことがあっても残すべきだったわけです。もう10年もしたら次なる問題が出てくると考えます。

精子を提供した学生さんは二十歳そこそこですから当時から逆算すれば孫の世代の問題が出てきます。

データを廃棄すると次世代まで影響を及ぼす可能性があります。 交際したら、実はおじさんだとかおばさんだとか姪甥という可能性すら出てきます。

その上で法整備をするべきだったんです。