現在アナウンサーをされているミス東大の諸国沙代子さんが潜水士免許を取得されたということで話題になっています。

諸國さんは岡山白陵中学から岡山朝日高校出身ですので Facebook を見ると私の友人が何人も出てきます。 私の自宅は岡山朝日高校のすぐ隣にあるのでどこかでお会いしてるなとは思います。 

東京大学は現役で合格されています。 浪人というのはデマです。 これは1年間海外に留学されているから同級生より年齢が一つ上なので出てきたデマだと思います。

スクショ開始

スクショ終わり


ネットで様々なことが書かれていますが国家潜水士免許を取って40年以上経っている私が一番正確に説明しましょう。

まず潜水士というのは一般名称です。 フリージャーナリストのように誰でも名乗れます。

一方で国家免許である潜水士は区別するために国家潜水士といいます。認定免許ですらありませんので高校の同窓会に全体で弁護士、公認会計士が集まる士業の会というのがあります。国家潜水士の資格で参加しています。いろいろ弁護士の裏話が聞けて有益です。 弁護士会の会費ってあんなにするんで知りませんでした。

国家潜水士免許は難しいのかということに関して言えばそれは人様々としか言いようがありません。

もともと労働者を保護するための免許です。 したがって監督官庁は厚労省です。

潜水士免許を持ってないものを水深10 M を越えて水中作業に従事させた場合には使用者が罰せられます。これはホールデンの1対2仮説に基づくものです。なおですね。水深10 M 未満でも空気ボンベを背負わないスキンダイビングでも減圧症の可能性はありますのでご注意ください。

減圧テーブルは国産の潜水士基準の方がいいと思います。 海外の 減圧テーブルは元々軍隊で開発されたものです。 3 M とか12 M となってるのは元々のフィートを訳しただけのことですからまったく減圧理論に従っていません。オープンウォーターは水深12 m までというのもすぐに改めるべきです。

競争ではなくてある一定の水準を保っておれば合格できます。

実技はありませんので理論です。

具体的に言いますとボイルシャルルの法則とかヘンリーの法則、潜水生理学、関係法規の問題が出ます。

全くゼロから勉強すると大変です。

 センター試験の化学の問題が8割解ける人でしたら1日か2日あれば合格できると思います。

東京大学卒で理系なんですから1日あれば諸国沙代子さんだったら合格できると思います。

報道によると珍資格と書かれていますが
まあ持ってる人が少ないという意味では珍しいと思います。

私が潜水士免許を受験した時の思い出です。 受験生からお金を集めてるんです。
ところが私にはいらないと言われました。

どういうことかと聞いてみますと出願書類に書いてある切手代が値上げしたのですね。 それで差額を集めていたそうです。 私は値上げすることを知っていたので最初から願書を無視してそのぶんの切手を貼ってたからです。