日本は仏教国といわれているが、本当にそうだろうか?
少子化で大学も生き残りが大変だ。大阪に四天王寺大学という大学がある。聖徳太子にもゆかりのある大変な由緒正しい大学である。もとは四天王寺国際仏教大学といった。大学名に仏教とつけると生徒募集に問題があるのか苦肉の策として国際仏教とつけた。とうとう、最近になって仏教の文字をはずしてしまった。
花園大学といえば禅の研究で有名なのだが、ここに設置されているのは「国際禅学科」。すこしでも格好の良い名前をつけようという姿勢がみえみえだ。
一方、なんとなくおしゃれな感じがして、人気のある大学はキリスト教系が多くて仏教系は見当たらない。
国際基督教大学・上智・青山学院・立教・同志社・関学等は人気大学だ。
極め付きなのが、教会に偽装した結婚式場やホテルに併設されているチャペル風の建物。インチキ神父がもっともらしくキリスト教風の結婚式をあげる。ハワイやグアムには日本人向けの結婚式専用の教会まであって、若いカップルに大人気だそうだ。現地のキリスト教徒からみれば、クリスチャンでもない日本人が何故、大挙して教会に殺到するのか理解できないとのこと。
ブッダの教えの一つは
如何に死と向かい合うかである。
ところが、病院のなかをお坊さんが袈裟をきて、お経を称えながら歩けばそれだけで患者からクレームがくるであろう。
明らかに仏教は格好が悪いのである。明らかに(誤用だが)縁起が悪いのである。
キリスト教系の医大はいくつかあるのに仏教系の医大がないのは日本の仏教教団の怠慢である。大谷大学大学院在学中に新たに心理学の学科を作ると聞いて教授に
それなら、医学部を作ったらどうか?
と提言した。莫大な費用の捻出は簡単だ。本願寺を更地にしてマンションを建てればよい。京都駅前の広大な一等地だ。医学部創設の費用くらいはまかなえる。親鸞は死んだら、自分の遺体を賀茂川に放り込んで魚のエサにせよといった人だ。巨大なお寺を建立して、毎日拝めとはいわなかった。
念仏を何回唱えても病気は治らない。だから一切皆苦なのだ。ここを間違えてはならない。
ブッダの教えは人間のおかれている状況を救済するものではない。ブッダは自分の教えを信じれば(正確には実践すれば)病気が治るとか、目の見えないものが目が見えるようになるとは説かなかった。
人間のおかれている状況から生じる苦しみは、人間の内部から生じるものだから、人間そのものの救済を目指したのである。