どうも記述式試験は考える力を重視した試験で、マーク式の試験は暗記中心で良くないという神話があるようです。
学習塾が多く導入しているいわゆる業者模試で国語の試験の抜き出し問題というのはご存知でしょうか?
これは問題文の中から筆者の趣旨をまとめている文章を15字で選びなさいというような問題です。
大抵の保護者は子供の答案用紙しか見ませんから、記述式に見えるのです。実際は選ぶだけですから採点する側としてはめちゃくちゃ楽なんですけどね。
第一に考えるということは知識のデータベースに操作を加えることです。したがって暗記した知識がなければ考えることはできません。
第二に人間は考える葦であると言われるように考えることが人間そのものです。
ところが考えるということにもさまざまな側面があります。
数学の問題を考えて答えを導くのも考える力です。コンビニの店員が唐揚げをどうやってたくさん売ろうかと考えるのも考える力です。
スーパーのレジの行列をいかに短くするかというのも考える力です。電車の中であの人は妊婦さんだと判断して席を譲るのも考える力です。
記述式であろうがマーク式であろうが考える力をアウトプットしたものを採点するのに他なりません。
頭の中を覗いてみるわけにはいきませんからアウトプットの形式しか客観的に公平な採点をすることは不可能です。
元々共通一次が導入された理由は、ある一定の学力を客観的にマーク式で評価し後のアドミッションポリシーは個別に大学が記述式で判断するするという理由のはずだったわけです。
考える力というのは自分が持っている知識の中から演繹的に正解を選ぶ能力ということと、与えられた問題から帰納的に正解を閃くという能力の二つがあると思われますが後者はほとんど対策が不可能です。
ICU 高校の数学の入試問題を見ればわかります。ICU 高校数学の問題だけは私は避けて来ております。
マーク式のテストの結果と記述式の考える力の結果については極めて極めて強いプラスの相関関係があると考えられます。
考える力を数直線上に1次元量として50万人以上の受験生を並べることができるのでしょうか?
最大の問題は、試験には必ず時間制限がありますから考える力を判断する試験ではなくて試験時間内に短時間でとりあえずの正解を記述する試験になってしまうことです。
10年20年かけて考えることも生きるためには必要なのです。それは時間制限のある試験で行うことは不可能ですから、時間制限があるということを前提に考えればマーク式の試験が一番公平なのです。具体的に実験ができます。東京大学の入試で赤本とかに書いてある、模範解答を分からなくてもいいから答案用紙に書き写したならばどのくらい時間がかかるか?体験してみてください。ただし東京大学の入試は相当な時間が与えられています。時間が足りなかった受験生というのはあまり聞いたことがありません。
具体的な問題を指摘します。50万人以上の記述式の答案がどのように客観的に公平に採点できるのでしょうか?
誰もが納得できる採点基準があるのでしょうか?ましてや学生さんにアルバイトとして採点させるようなことがあればどうやって採点のマニュアルを作るでしょうか?
大体1万人ぐらいの採点者が必要だと言われていますが時給はいくらにするのでしょうか?どうやって選ぶのでしょうか?50万人の受験生の答案を1万人の学生アルバイトが採点すれば妹や弟、知り合い、高校の後輩などを採点する可能性は十分あります。
今のところ未確定ですが採点するアルバイトの基準は大学院以上、学校での教員経験があることということであれば私は満たしておりますから応募します。四谷大塚も合不合テストの採点をした経験はありますし、SAPIX の前身である Tapの全国模試の問題を作って採点した経験もあります。自分が作った問題だけならば、全受験生の答案に目を通すことができました。これほど的確な採点者はありません。お金をいただいた上に、マニュアルを暗記して最強の受験講師になります。
もう一つは自己採点ができませんから2次試験の出願に大変な混乱を及ぼす可能性があります。
ベネッセグループの政治利権が絡んでいるとも言われています。
これは今だから言いますけどね。今度タピオカ屋の社長になる元ハンバーガー屋の社長がベネッセグループの社長を辞任した時のことです。本当の理由は誰も報道していません。
あの時にベネッセグループの個別指導塾がタックスヘイブンであるパナマ文書に載っているのです。
タックスヘイブン自体は違法行為ではありませんがなぜ個別塾にタックスヘイブンが必要なのか説明していただきたいと思います。
ベネッセグループの創業者の福武さんは私が中学生の時に生徒手帳、副教材を配りに来たことがあります。岡山の企業ですからいろんな噂を聞いてますよ。通信添削でなぜ伸びたか?ベネッセ潰すに刃物はいらぬ。みんなが返却すればいい。と言われています。つまりですねベネッセの通信添削で伸びていた当時の返却率は非常に低かったわけです。最初に添削料込みで4月頃に意気込んで申し込む受験生がたくさんいるわけですが返却が一回二回で飽きてしまう人がいるわけです。そうすると単なる紙切れを数千円で売ってる事になっちゃうんですね。