2019年1月
まるで差別に対して厳しい文科省の正義の表れのように思われます。事の発端である文科省の不祥事はどこに消えてしまったのでしょうか?文科省の関係者の減給処分や予算削減はなぜ行われないんでしょうか。
さて慶應義塾大学医学部の在籍者には現役合格及び男子生徒が多いということが知られています。女性差別なのでしょうか?
理由は簡単です。
内部進学者の割合が多いからです。
内部進学者は全員現役で入学しているに決まっています。また辞退する生徒もいるわけがありません。☆
付属高校から医学部への内部進学には枠が決まっています。付属高校には在籍人数の少ない慶応女子高しか女子高はありません。当然医学部への内部進学の人数枠も男子校である慶應義塾高校に比べて少ないわけです。
これが不適切な入試というのであれば東京女子医大や男子校の推薦枠は全て不適切なことになってしまいます。
そもそも付属高校からの内部進学枠のある医学部と一般入試しかない医学部の男女比を比べ男女差別があるかのように言うこと自体が間違っているのです。
☆有名人としては女優の吉川怜が慶応医学部を蹴って東大に進学したそうです。(週刊文春の対談記事より)
公表されているデータをネットだけで集めて確認も取らずに報道しているメディアが多すぎるのです。
慶應義塾大学に電話したら元になるデータを簡単に教えてくれましたよ。もうすでに在籍している学生についてはどこの高校を卒業してるかなど集計していないとのことでした。
各高校が発表している進学者数や合格者数は調べることができますが神戸女学院高等部のように進学実績を発表していない学校もあるわけですから完全な集計は無理です。
単純に計算しても毎年40人前後が内部進学でこれが在籍者のうち全部現役合格にカウントされるわけです。そのうち30名以上が男子校からの内部進学です。
この数字も要注意です。確かに付属高校からの医学部への内部進学は大変熾烈を極めるのは事実です。
しかしながら慶應義塾高校から医学部へ内部進学した医師が言っていました。もともと高校の時点ではっきりとしたクラス分けはないけれども文系科目を選択したものは内部進学で医学部には進むことはない。看板学部である経済学部や法学部を希望する生徒が多い。したがって各付属高校の理系志望者の生徒の母集団を考えなければいけない。学年によって異なるが理系を選択したものが2割しかいなければ医学部への内部進学の割合は5倍になるはずだ。
ご謙遜も入ってるのでしょう。相当優秀でなければ医学部には内部進学できないというのは事実であるが単なる数パーセントいう割合はおかしいとのことでした。
2020年7月補足
YouTube で慶応医学部100%東大理3落ちというのを見ました。 内容は実際に慶応医学部生をゲストに招いて学年で東大理3落ちは10人ぐらいだ。 思ったより少ないですね。 というものでしたが内部進学者の割合を考えれば十分過ぎるぐらい多いと思います。
2020年9月追加
この記事のアクセス数が多いのでびっくりしましたがこれは芦田愛菜ちゃんが慶應の医学部に内部進学を希望されてると言うネットの報道があるからでしょうね。
慶応女子高校の生徒を教えたことがあります。また TAP で教えていた時には毎年慶応女子高等学校には10名以上合格者を教えていました。 私は慶応大学の文学部出身ですから多くの出身者を知っております。
大体顔つきでは慶応女子高校出身かどうかわかるとまで言われています。
とにかく自信に満ちた強い女性としか言いようがありません。
ハイパーリンクは貼れませんが、 慶応女子高校で画像検索すると伺えると思います。
よく誤解されているのだが慶応女子高校というのは偏差値で言えば灘高とそう変わりありません。
慶應義塾高校、慶應義塾志木高校も開成高校とそう偏差値が変わりません。
慶応中等部は麻布や開成中学校と偏差値は変わりません。
従って全員が東京大学を受験すれば500人ぐらいは合格するはずです。
元に戻って先ほどの慶応女子高校の生徒を教えていた時の事です。
英語を教えていたのですが出来るなんてもんじゃありません。
慶応女子高で真ん中くらいの成績でしたが東大は確実だったでしょう。
その後慶応法学部を出て外資系の銀行に伝えました。
さすがに物足りないだろうと思っていたらやっぱりやめました。
今何をされてるかと言うと国際弁護士をされてます。
なぜわかったかと言うと東進衛星ハイスクールの広告に国際弁護士、輝く女性として紹介されていたのでびっくりしました。
なお正確には慶応においては付属という言い方はしません。 大学が中心でその下に付属しているという概念がないからです。諸学校と言います。
2020年9月20日更新追加
結局ですね。 慶応の医学部は内部進学と外部進学がどちらが難しいかと言うと比べようがないとしか言えません。
どちらも最難関であることは間違いがありませんが、 内部進学は3年間のマラソンのようなものです。 外部進学は短距離走のようなものです。
ですから比べようがありませんというのが結論です。
上で述べたように特に慶応女子高からは5人しか推薦枠がないとは言っても元々ほとんどが文系なのですね。
ですから、 200人中上位5人というわけじゃありません。
慶応女子校の最新のホームページより。
https://www.gshs.keio.ac.jp/sp/information/
内部推薦に基準を満たさなくてもちょっとした医学部ならば十分合格可能でしょう。
慶応女子高校というのはとんでもない学校です。
10月(かんな)祭に行ってみれば分かります。
一か月ぐらい一つのことに取り組んでレポートを出させるとか、 女子高生が居酒屋でアルバイトしてるとか、 良くも悪くもすごい学校です。
男は踏み台だと教えてるし。
究極の修学旅行という都市伝説があります。
慶応女子高では京都に一週間修学旅行に行く。 京都のホテルに着いたらここで一旦解散します。 一週間後にホテルのロビーに集まってくださいそれでは終わり。
都市伝説かと思っていましたけれどもこの前、應女出身の方に聞いてみたら今でも修学旅行ではないが研修旅行で似たようなものがある。 とのことでした。
さらに内部進学をエスカレーターと勘違いしてる人がいますけれどそんなことありません。
慶應高校でも留年はありますし勉強ができなければ事実上推薦で上に上がれません。
内部では慶応女子高のことを女子高と略します。
最初に会った時に女子高出身です。何て言うから、 何が言いたいのかさっぱり分かりませんでした。
これを間違えたのが日経新聞の私の履歴書です。
物理学者の富沢先生が連載されている時に娘が女子高に入ったと書かれていました。
どこの学校かこれじゃさっぱりわかりませんね。
それにしても芦田愛菜ちゃん頑張ってね😀


