ある日本料理店の主人からこういう話を聞いた。その方も70歳くらいなのだから相当昔のことだ、
「うちの親父が90歳を超えて寝たきりになった。医師ももう数週間しか持たないだろうとのこと。
親父に
どうしたいか?と聞いたら。酒が飲みたいとの由。」
そこで自宅に引き取った。日本料理店の主人だから、最高の吟醸酒を手に入れたそうだ。
まったく食事をとらずに、朝からずっとお酒を飲んで「美味いのう。美味いのう。幸せじゃわい」といってひたすら飲み続けた。一週間後のこと。朝、気が付いたら、眠ったまま,静に亡くなっていたとのこと。
これはアルコール依存でしょうか?
なんて親孝行なんだろうかと申し上げた。