遠縁のおじさんが亡くなった時の思い出です。このおじさんは戦前の師範学校を出て剣道の達人だと聞いています。子供の頃に遊びに行くと、挨拶やお辞儀、靴を揃えるこういったことにとても厳しかった思い出があります。

おじさんが晩年、認知症になり施設に入りました。
 

ところが施設のスタッフの方に大変評判が良かったようです。

というのは、食事をいただく際にも必ず、手を合わせて「いただきます。ありがとうございます」食事の後でもニコニコして「ごちそうさまでした。。とてもおいしかったです」とお辞儀をするからです。朝から晩までの立ち居振る舞いがきちんとしているからなのでしょうね。

最近では学校教育現場において、挨拶は強制するものでは無いと言う意見もあるようです。

認知がどんなに衰えても若い頃に体で覚えた事は絶対に忘れないそうなんですね。

住所や自宅の電話番号が言えなくてもきちんと挨拶だけはするのですね。
 
 
やっぱり挨拶・礼儀作法は体で覚えるものですね。