それは地方自治の根幹に関する問題。地域の発展が全体の発展につながる時代が終わっていること。
岡山市の中心市街地でマンションが多く建設されて子供の数が増えている。小学校を作ろうとの地元町内会の動きがという報道があったばかり。しかしこれは引っ越してきて子供の数が増えている。
できてから6年もたっていないマンションを撮影して、その後近所の小学校で子供がたくさん校庭で遊んでる所を写して「小学生の数が増えています」との報道はジャーナリズムとしていかがなものか。
引っ越した元の地域ではその分子供の数が減っている。
大学進学率が上がっている時代・18歳人口が増えている時代には各自治体が競い合って大学を誘致することが地域の発展につながった。18歳人口が減っている時代では、新たに大学を誘致すればその相当分だけ他の大学が学生数が減る。共倒れになっている。
ふるさと納税で税収が増えたという報道は、その分減っている自治体を報道しないから、トータルで税金の無駄遣いになっていることに気が付かない。
かたや税金を使って過剰なお礼をして税金を集める。土地の名産ならともかく、海外製品までプレゼント。かたや税金を使って税金の流出を避ける。税金と税金の無駄遣い合戦。
うちの県に移住してくれと言って補助しても、全体の人口が減っている以上、限られたパイの奪い合いになる。
高度成長期には各地域が競い合って発展することが全体の発展につながった。子育て支援も良いことだが、ある地域が子育て支援を充実させても,子供を奪い合ってるだけで全体の充実が先。
高速道路も同じ。高速道路を地元に。その結果、かたや、ガラガラ。かたや毎日渋滞。日本全体では資源の無駄使い。地域の名所を世界遺産にってどこでもやっている。あれが全部通ったら日本中が世界遺産になってしまう。
わかりやすい例です。ご当地のゆるキャラ。もはや、収拾がつかないくらいゆるキャラだらけ。
各地域の発展が、他の地域の発展を邪魔している。邪魔ならまだしも共倒れになる。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」の時代は終わった。「赤信号みんなで渡ればみなご・ろし」。
そこがわからない一部の方がノスタルジーで町内会を運営している。
昔はよかった。このあたりでも子供がたくさん遊んでいて、わしらもここでよく遊んだものだ。
きっと子供好きの良い方なんでしょうね。気持ちまでは否定しない。実行しちゃだめ。どんなに近所に子どもがいなくてさびしいからっといって人様の子供をむりやり地元に転校させちゃダメ。
行政の制度に干渉しちゃダメ。権力があるから暴走する。
私はこの近くで遊んだ記憶はない。「よそ者の新参者」の町内会長ですから。どこが間違っているのか。地域の活性化に必要なのは人や物の流動性なんです。「よそ者の新参者」がいなければ町内会自体が滅びるんです。ここに気が付いてほしい。
どんなにはなしあっても理屈も法律も通用しない。ノスタルジーで動いているから。
3丁目の夕日はもう上らない。
