15日に実施された大学入試センター試験で、道内の受験生6人が試験場で電卓を使う不正行為をした問題で、当日の状況が17日、関係者への取材で分かった。6人は全員、試験で電卓が使えると勘違いしていた。試験監督が不正に気付いたのは試験開始から十数分後で、6人が机上に電卓を取り出す行為には気付かなかったという。
不正行為があったのは15日の数学《2》の試験。6人は道内の大学の同じ教室で受験し、選択科目の「簿記・会計」の問題を選んだ。
関係者によると6人は道内の同じ高校の生徒。試験開始から十数分経過したころから、相次いで机の上で電卓を使い始め、隠すそぶりも見せていなかった。6人が電卓で解こうとしたのは同じ設問とみられる(北海道新聞より:赤字強調は引用者による)
*隠すそぶりも見せていなかった....報道として不適切な表現
むろん、はっきりと電卓の使用は禁止と明記されているのであるから不正行為と認定されてもしょうがない。
問題は日本の識者が「日本の教育は間違っている。些末な計算ミスで合否を決めるべきではない」とか「昔はそんな問題がなかった。電卓を使えば有利になることがおかしい。思考の過程を重要視すべきだ。」との意見。例:http://agora-web.jp/archives/2023884.html
引用はじめ:彼によれば、「数学の本質は細かな計算などではなくて、概念を理解することだ。概念さえ理解できていれば、細かい計算は電卓にさせれば良いし、現実の生活においてわざわざ電卓を使わずに紙と鉛筆で計算する奴などいないのだから、それに合わせて教育も合理化されるのが当然だろう」とのことである。:引用終わり
まことにその通りであるが簿記・会計というのは会社法・税法によって決まっているので、決算は細かな数字をひたすら計算するしかないので概念もくそもない。実務なのですから携帯電話がつながる仕組を知らないと携帯電話は使ってはいけないのかしら?
社会に出たら細かい計算のできない会計担当者や税理士がどんなに数学の深遠な概念を理解していようがクライアントは不安だ。
ましてや国際バカロレアとかインターナショナル・スクールは関係ありませんよ。友人の税理士はあえて細かい計算を暗算でやってクライアントに受けていますよ。電卓を使わないで・・御社の売り上げに対して・・・・消費税が・・・です。納税が・・・・%だから・・・・。・・・で繰り越し欠損が・・・で、なんていうとバカウケだそうです。
本当に素人さんが実際に問題を見ないで言っているのですね!問題を見れば一番初めに会計用語を選ぶ問題があり、次に数字を求める問題があるのだから「試験開始から十数分経過したころから」って当たり前。だって問題を見てください。減価償却とか経常利益って数学的な概念ではないですよね。
これは簿記・会計の試験ですよ。無理数や積分が出てくるはずがありません。センター試験の図形問題で角度を求めよと言われたら余弦定理を使おうがベクトルを使おうが自由。合理的な推論ですが有名進学校の生徒が簿記・会計で受験するはずはないので商業科の受験生であろう。
それ以前にだれか指摘して!センター試験は原則として高校別・受験科目・現役浪人別に並びません。
女子高・大学を小規模会場として実施する場合に女子の現役受験生が結果的に並ぶ場合はあり得ます。商業科の受験生でセンター試験に慣れていなかったり、高校側の指導が行き届いていなかったのが原因でしょう。大手予備校の模試や、講習でも簿記・会計対策はないわけです。
どうぞお近くの予備校に電話してセンター試験を簿記で受けたいので対策講座はありますか?とかお近くの書店の受験問題集のコーナーにいってセンター試験の簿記・会計の過去問題集はありますかと問い合わせてください。
だから、もちろん不正は不正なのであるが、論調が進学校(普通科)目線なのはいかがなものか。
商業科の生徒が普段から電卓を持っていても不思議ではない。まことに気の毒なうっかりミスではあるが不正は不正。
簿記というのは納税のために統一されたルールに従って、同じ数字を導かなければなりません。もし、ルールを破ったら帳簿の改ざんになりますから違法行為になる可能性もあります。特に法定帳簿なら、数学ではなく法律の問題。罰則の対象。
いろいろな報道を見てますが、本当にね中高一貫の名門校から、難関大学に行った人が自分の経験でしか話せない例。
昔から簿記で受験できる大学はありますよ。
あなたがそれを知らない人生を歩いているだけ。商業高校を出た友達がいないのかなぁ
私立中高一貫進学校で知識偏重教育が・・・って、簿記を教えていませんでしょ。
それに共通一次の時から電卓を使ったほうが有利な問題はありますよ。具体的には順列・組み合わせです。無理数が出てくるはずもなくCやPや!は電卓のほうが便利。ただ簿記だけ電卓の使用を許可できないの。だって当日その場で科目を選ぶんだもの。途中で変えてもいいんですよ。
http://nyushi.nikkei.co.jp/center/17/2/exam/2300.pdf
↑実際の問題。簿記というのは実務です。数学者になるための試験ではありません。国によって会計基準が違うのですから、グローバルがどうのという問題ではありません。日本に教会税とか付加価値税ってありますか?
ぜひともドイツにおける教会税の数学的概念を説明してください。
海外ではどうのって、問題を見てから言ってね