大学の辞退率について考えるのは難しい。

一般には「辞退率の低い大学=難関大学」

「辞退率の高い大学=倒産予備大学」

と思われがちだが単純ではない。

 

 

大体、早稲田で70%・慶應で50%前後ともいわれる。

これは慶應が

1.入試に数学や・小論文が多く、併願しにくい。

2.学内併願しにくい学部(医学部・薬学部)がある。

 

と言われる。また。

どうしても早稲田に行きたいという受験生が多ければ学内併願率が高まるから

辞退率の高い大学になる。

 

厄介だ、もし、ある大学が法学部・経済学部・商学部の定員が100名のところ、各学部を101人の同じ生徒が受験して全員合格して3つのどれかに進学したとしよう。辞退率は66%になってしまう、一方、大幅な定員割れにも関わらず競争率は1倍を超えることになる。もともとが延べ受験者数だからである。(*数字はあくまでも例えである。)

 

これに、地方入試やAO入試・指定校推薦・複数回受験制度などが絡んでしまうとさらに複雑だ。実際には大幅な定員割れにもかかわらず、受験生を重複させることにより見かけの競争率を釣り上げている大学もある。

 

さらに、…大学に入学したが、本当は…・大学に行きたいので夏ごろに中退した生徒はとりあえず入学者数としてカウントされることになる。

 

この中退率というのも曲者で単年度の中退率が10%だとすると、1年生100人→2年生90人→3年生81人→4年生72人・・・・・とも・・・

 

本当に定員の少ない大学で何とか高校を回って受験生を推薦でかき集める大学は辞退率が少なくなる。(一つの例だが地元の高校の元校長を特任教授として採用しているような大学)

 

■国立大学では事情は全く異なる。

 

東大・京大・一橋・東工大・国立医学科では辞退者はほとんどいない。

それは、原則として一学部しか受けられないからだ。

 

(ただ、最近では海外の大学に進学して辞退する受験生が増えているそうだ)

 

 

私立と比べることが間違っているのである。

 

もし東大・京大・一橋・東工大・国立医学科が私立のように併願できるとしたらどうなるのかは想像にしか過ぎない。

医学科志望で京大・京都府立医科大学・大阪大学・神戸大学・・・・等が併願できるのであれば、すべて受けるという生徒はかなりいるであろう。

 

全員が東大に行くかというとそうではない。

想像にしか過ぎないといったが、1987年、東大理科一類と京大理学部が併願できるということがあった。結論は東大の入学率は100%ではなかった。

 

一見、話題が変わる。

迷言で知られる森喜朗元総理大臣の名言:(母校の)早稲田大学が私学の雄とか私学の独自性というなら、東大と入試日を重ねたらどうか?

 

どうなるのであろうか?

 

 

私の回答:森喜朗元総理大臣は少なくとも早稲田大学OBではなくなる。