健康保険証は個人個人が持っています。


なぜかといえば、いつも同じ病院に行くわけではないから、健康診断で病院に行った後に急に,


歯が痛くなったので歯科医院に行かないといけなくなった、このような事態を想定しているからです。


さてここで、根本的な疑問があります。


健康保険証はともかくとして、介護保険証は、お年寄りが自分で所持

して管理する必要があるのでしょうか。


たとえば、一人暮らしのお年寄りが脳梗塞で倒れて救急車を呼び、病院に運ばれた。そのあと寝たきりになるかもしれません。


そんなとき、介護保険証は誰が市役所にもっていくのでしょうか?
不可能ですね。


そもそも介護保険証というのは、日常的に使うものではありませんね。


個人体験ですが、岡山市役所の部署まで一日4往復もした結果、介護保険証は結局必要ありませんでした。コンピューターをたたき、介護保険証なしで手続きをしてもらいました。

しかし、1日に市役所まで4往復もしたのは、さすがに疲れました。


さてこのような場合、介護保険証はお年寄りが自分でもって管理する必要があるのか?


保険証の発行、郵送代だけでも、多大な税金に加えて人手と労力がかかっています。


こうして文章を書く以上、介護の専門家にお尋ねしました。


介護保険において、介護のなりすましということは、ありうるのか。

一度でもあったのでしょうか?


つまり介護保険料は払っていないけれど要介護になったので他人の介護保険証を使って介護を受けるということが可能なのでしょうか。


即座に、「それは絶対にありません。不可能です」という回答でした。


ところで、介護保険料は、みなさんどうやって支払っていますか?


健康保険料と一緒に払っているでしょう。

介護の必要な人は、介護保険の徴収システム、さらに介護保険の適用については、担当医師の意見書とか、自宅への調査や住民票の提出とか、ケアマネージャーの立会いとか、自宅に介護調査員が来るわけです。


在宅であれ介護施設に入るのであれ、どうしてもなりすましというのは考えられません。

常識的に考えてわかりますよね。


介護保険料は払ってないが、国保料は払っている。先日脳梗塞で倒れたが、介護保険料を払ってないので、他人に成りすまして介護を受けようとか、介護施設に入ろう・・・


とか何とか、こんなことを、80歳を超えた高齢者が考えようとも思わないし、そんなことが仮にできたとしても、100%、すぐばれてしまいますよね。

そもそもそういうメリット自体何もないし、そんなことをするなら、生活保護を申請したほうがはるかに楽でしょうというのが、専門家の意見でした。


介護保険証と健康保険証の一体化(一元管理)というのは不可能なのでしょうか?

また、セカンドオピニオンとして、ある医師に介護保険の不正利用があるのかと聞いたところ、やはり、なりすましは絶対あり得ない


ただ、介護保険証を利用しての不正行為は何件か聞いたことがある、と言われますから、どんな不正かと尋ねたところ、介護保険証を利用して不正に銀行口座を開設するとか、そういう事例であれば実際にあったそうです。

だったらなおさらのこと、介護保険証をお年寄りに渡す必要はないでしょう。


住民票も提出しているし、健康保険証も見せているわけですから、絶対になりすましはあり得ないと申し上げました。



そもそも、介護保険証というのは、一生に一度かそこら使うかどうかというものです。明日から寝たきりになるから、今晩のうちに介護保険証を探そう・・・なんてことがあるわけないですよね。


混乱が容易に予想される状況で、介護保険証を探して持ってこいというのは、お年寄りに対して酷なのではないでしょうか。

そして、そのための書類をわざわざ税金を使って作成して郵送し、あなたが、入院したら、その時は介護保険証を持ってきなさいということ自体、税金の無駄遣いではないでしょうか



また、以降はケアマネージャーがついていますから、更新手続は全部お願いしているわけですから、ますます自身で管理する必然性はなくなります。



いろいろ難しい問題があるかとは思いますが、少なくとも、お年寄りが倒れた・介護が必要になった。足腰が不自由になった、そんなときに市役所まで、家族が、平日に会社を休んで申請にいっているのに、介護保険証を持ってこい!というのは、税金の無駄遣い以外の何ものでもない。

もう少し、現実に即した制度の検討を、お願いします。