先日、定期検診のため脳外科に行きましたが、わたしは安全のためにヘルメットをかぶって自転車に乗っていると申し上げたら、
当然それは大変いいことだ、脳外科医から見ても、交通事故で頭部外傷を受けた方も来られる。もしその時ヘルメットをかぶっていれば・・・・・
という患者さんが多くおられるそうです。
ですから、小中高生の登下校時にはヘルメットをかぶらせたらいいのではないでしょうか。
特に、中高生が自転車通学するときには、ヘルメットを義務化すればよいのではないか。
道路交通法を改正するか、あるいはそれとは別にそういう法律を作り、高齢者が自転車に乗るときはヘルメットを義務付けるのです。
これは決して、悪いことではないでしょう。
とはいえ、無理やり押し付けても解決にはなりませんね。
そこで、UBQの生徒と。このことを話してみました。
なぜヘルメットをかぶりたくないのか?
という原因の究明と理解が重要だからです。
そうしたところ、まず、男子に関しては、あまり抵抗はありませんでした。
というのは、髪に飾りをつけたり、長い髪にリボンで束ねているようなことがないからです。
一方女子生徒に関しては、ヘルメットをかぶるのが嫌だといういくつかの具体的な理由をお聞きしました。
1恥ずかしい。(カッコ悪い)
2髪型が乱れる。
こういった意見がありました。
しかし、原因がわかれば解決策がわかります。
1については、それならば、女子生徒にもっとも人気のあるブランドのファッショナブルなヘルメットを作ればよい。自転車屋だけではなく、高級ブランド店にヘルメットを置くのです。
そして、桐谷美玲とか、山本美月とか、女子中高生がもっともあこがれる(?)ようなモデルに協力していただき、
ヘルメットを着けた写真集を出すとか、女性ファッション誌の表紙にヘルメットをかぶった写真を載せればいいのではないでしょうか。
■昔は、女子が眼鏡をかけているということは、あまり理解されなかったようです。
ですから昔の漫画の定番として、高校の学園漫画で女子が眼鏡をはずすと、主人公が、
「おまえって結構美人だったんだな・・・」
とひとめぼれをする・・・こういうシーンがあります。
なお当時は、牛乳瓶のふたのような眼鏡しかありませんでした。
ところが現在では、メガネはファッショナブルなものになっていて、「メガネ萌え」とか、「メガネ美人」という言葉さえあるようです。
それならば、文化を変えられないわけではない。
ヘルメット女子とか、ヘルメット美人とか、こういった言葉を電通に依頼して、ヘルメットもえとか、ヘルメット美人とか、そういったことをネットで取り上げたらいいのではないでしょうか。
■
2について。
髪型が乱れるということについては、これはもちろん異論もあるでしょうが、自転車通学の生徒には、学校でパウダールームを利用させて、髪型を整える時間を設けてはどうでしょうか。
これはもちろん異論があることは承知していますが、ヘルメットをかぶることがかっこいい、ファッショナブルな文化だということを定着させればいいのではないでしょうか。