日本人のパック・ツァーで最も多い苦情は、ホテルのお湯が出ない、ぬるいとのこと。

 

 

一般に、ヨーロッパでは日本のようにバスタブにたっぷり浸かって、お風呂に入る習慣はない。

 

 

一方でローマ時代のお風呂のお話をもとにしたテルマエロマエという

 

コミックと映画があるそうだ。。

 

 

それでは、この変化は何故か?

 

慶應義塾大学入試ででている。

 

「次の英文を読んでヨーロッパで入浴の習慣が廃れた原因を3つ述べよ・・・」

その文章を読むと答えが3つあります。

 

第1の理由は古代ローマのお風呂は奴隷女を連れてきて風紀が乱れていたこと。第2に感染症が流行したためのリスクを避けるため。そして第3にキリスト教が受け入れられるに従って質素を旨とするキリスト教ではあまり贅沢をしなかったため。

 

さらに申し上げます。ワーグナーの伝記を読んでおりますと水療法というのが出てきてよくわからなかったんですが。あれが日本でいう温泉湯治のことなんですね。

 

ドイツ語のバッサーという言葉は温度に関わらず使いますからね。

 

ですからドイツの温泉療法(クナイプ療法)を輸入した日本においては温泉法に定められている温度が25度以上何ですね。ドイツのバーデンバーデンに行くと温泉がとても温度が低いんです。ただ1箇所だけ熱い所があって、日本人しか入っていません。日本人専用だと冗談を言っていました。