私はある町内の町内会長です。
しかしながら、町内会長になるに当たり、試験があったり資格が必要なわけでも、あるいは何か特別な講習を受けて終了する免許があるわけでもありません。
何か特別な法律に詳しいとか、特別な知識を持っていなければなれないというわけでもありません。
そもそも私が町内会長になった理由は、この町内会がきわめて弱小化していて、高齢化がきわめて進んでいます。前町内会長さんが何年もされていたわけです。
その時には前会長の奥様が銀行に行って、お金の出し入れや回覧板の回覧、さらには町内会費の集金にと各家庭を回っておられたと聞いております。
ところが、その奥様がなくなられて、前会長様は大変困られ、何年もお一人で頑張られたいたのですが、とうとう、どうしても体調が悪いから、誰か引き受けてくれと頼まれたので、私が引き受けました。
すべての会員に会長が交代するが異論はないかと聞くと、何もなく、全会一致ということで会長に就任しました。
ところが不思議なことに、町内会長に就任すると、複数の市会議員から電話がかかってきます。手紙も来ます。
市からならともかく、宗教団体や、民間企業からも電話がかかってくるのです。
なんで私の住所・電話番号がわかるのでしょうか?
さらには、知らないうちに「何とか募金委員会・・・地区委員」というものにされ、その名簿を無断で配っているのです。
こんなおかしいことはありませんね。
本人の承諾なく、何とか募金委員会とか言って、私の住所と名前を配るということが許されるのでしょうか?
私も最初に町内会長になった時には、一応挨拶にと思い、新年会に行きました。
そうすると、さまざまな町内会のボス連中が、酒を町内会費(証拠あり)で飲んでいるわけです(町内会は税金で補助を受けています)。
そこへ市会議員とか、この町内を選挙区とする国会議員の秘書が来て、私に平身低頭、挨拶をするわけです。私は市会議員や国会議員に頭を下げられるほど人間落ちこぼれでません。
その際、各町内会長さんとかお偉いさんは、勝手に日本酒やビール、焼酎と追加注文をしているのです。お土産までくれました。
後ほど、市会議員が何かその会場の人と話をしていましたが、あのお金が、どこから、でたのか不思議に思います。
おかげで、市議や国会議員の秘書の名刺がたくさんたまりました。
さらにはある町内会の幹部が、「今年は、国会議員は来ないのか?」と言って偉そうにしていました。
それに秘書が平身低頭「申し訳ございません」と言いつつ、酒をついで回っているのです。
こうなると、もう退職されているであろうお年寄りの町内会長は、自分が偉くなったような錯覚を受けるのではないでしょうか。
そうこうしているうちに、ある市議がすり寄ってきました。
「新しい町内会長さんですね。私は生まれも育ちも**学区でございますから」
とおっしゃったものですから、
「ああそうですか、私は生まれも育ちも**学区ではございません。縁もゆかりもありません」
と申し上げました。
例えば、市議会議員選挙の際の各候補者の選挙公報を見るていと、
「**町内会長」とか、
「**学区連合町内会長」とか、
そういう「肩書」が書かれています。
しかし、町内会というのは、ただその地域に住んでいるという人たちによる集まりです。
しかも、税金で補助を受けていることははっきりしております。
ですから、政治に中立であるべきだと考えます。
ところが、**学区の町内会長と**学区の連合町内会長と、++++市議の後援会長が同一人物なのです。
どうしてそういうことがまかり通るのでしょうか。
こういうことは、あってはならないことだと思います。
町内会には、いろいろな人がいます。
例えば支持政党ひとつとってみても、自由民主党の支持者もおられれば、民主党の支持者も、公明党の支持者も、日本共産党の支持者も、それぞれおられることでしょう。
そして言うまでもなく、市議会議員は全市民、そして全国民の代表者であることは、日本国憲法できちんと定められています。
もう一度言います。
町内会は政治、宗教において、中立の立場でなければならないと考えます。
