これから書く記事は、私個人の感想です。




私は政治には詳しくないし、関るつもりもありません。


しかし、税金の使い道については、文句を言いたいところがあります。特に町内会長をしていると、まさに、税金の無駄遣いの使い走りをさせられているという印象を受けます。


(たとえば、なんで、「飲酒運転撲滅月間」などというポスター・チラシを配って歩かなければならないのでしょうか?ポスターを貼れば飲酒運転が減るのでしょうか?町内の皆様に伺っても、必要がないという答えばかりでした)

これから意見:


政令指定都市は、地方に権限を委譲するという名目で、地方都市における地方自治を破壊させるものである。



岡山市は2009年4月に政令指定都市になりました。




それは、岡山にたくさんの人が移住したり、産業がより一層振興して岡山にたくさんの人が来たりしたわけでもありません。


合併に次ぐ合併で、岡山市の面積を広げて人口を増やし、無理やり政令指定都市に「格上げ」しただけです。

地図を見ていただければわかりますように、岡山市北区というのは、JR岡山駅前から、本当に山奥のほうまで広がっています。こんな不便なこともありません。


さて、政令市になる前には、岡山市全体が選挙区でした。岡山市全区で市会議員を選んでいました。


そうすると、市長の選挙区と市議の選挙区が重なります。


中には、市長よりもたくさんの得票で当選した議員もいるようです。そういう方がおられると、岡山市長もその市議の発言力には沈黙せざるを得ない。

ところが政令市になると、北区、中区、南区、東区と、それぞれの区ごとに議員を選ぶことになります。そうすると、いわゆる「死票」がたくさん出てきます。となるともはや、市議会議員は市全体の代表ではないということになってしまいます。言論封殺?


もちろん議員に限らず、すべての公務員は全体の奉仕者であることは日本国憲法に書いてはいますが、その区の中で選ばれるわけで、そうなると、市全体体のことを考えるよりも、自分の居住する区の町内会長や有力者にあいさつでもしたほうが、よほど当選しやすくなるのです。




だから、市議や市議会のチェック機能が市長に対して働かなくなるというシステムが、政令指定都市と考えるわけです。そうなると、市長というのは、市議の発言や市議会の意見に対してあまり耳を傾けなくなってくるのではないか。



東京都は違います、区議会があり、区民が選びます。


だが、中区、北区・・・・の代表の寄せ集めが、政令市の市議会なのです。



そうなると、どうなるでしょうか。


岡山市長におくべき人物は、市の代表ではなく、中央官庁に顔の利く天下りのポジションになってしまうわけです。

ですから、市長は無所属で立候補し、自民、民主、公明、維新、その他オール与党ということで当選してしまいます。自民党と民主党と公明党と維新が共同で推薦するなどとは、今の政治情勢を考えれば不思議なことではありますが、実際にそうなっているのです。




ですから、政令指定都市というのは、大阪や横浜などの大都会を除けば、地方都市が政令指定都市になるというのは、「地方に財源をゆだねると」いう美名のもとに、中央官僚の天下り先を確保し、なおかつ中央に地方を従わせる壮大な陰謀だと考えられます。