これはまともな啓蒙的学術書です。書評としないのは、あくまでも学術的内容については理解できる能力がないからである。以下は感想文である。

 

 

 

生理学的内容から社会学まで広範な知識は到底、愚生の及ぶところではない。

 

女性の妊娠・月経周期と基礎体温の話はご存知であろう。しかしなぜ体温が変動するのかは初めて知った。妊娠・出産のために、代謝までコントロールしているのだそうだ。現在でも出産には、常に母体へのリスクが付きまとうのであるが、人類の歴史の上で、十分な栄養・食事をとれるようになったのはごく最近のことである。(先進国を基準に)

 

 

例によって塾講師というのは卑近すぎる乱暴なたとえを考えるのは職業病かもしれない。

 

宇宙戦艦ヤマトの波動砲;全てのエネルギーを集中するために艦内の出力を抑えて、波動砲を打った後に失速しそうになる。

 

つまり、代謝まで抑えて、その力を、出産に集中して、子供を産むのだそうである。

 

もう一つ。

 

出産を目的とした(妊娠しやすい時期の)、せい・交・渉では、免疫系まで制御しているから。

せい・感染症が抑えられるとの事。言い換えれば、単なる快楽のための(妊娠しにくい時期での)せい・交・渉では病気がうつりやすいとの事か。

 

 

企業の人事課の男性管理職・役員に一読を薦めたい。マタハラを起こす気にもなれないであろう。

 

 

(お断り:以上の医学的内容は個人の読書感想です。一切の医学的内容を担保するものではありません)