すくなくとも、津山中学を受験する以上は、津山中学と津山高校の学校要覧とパンフレット、そしてインターネット上で公開されている公式情報をしっかりと読み込んでおくことは当然です。
「畏天敬人(いてんけいじん)」とはどういう意味で、誰が言った言葉でしょうか。
辞書を引く必要もありません。
津山高校のHPに詳しい説明が書いてあります。
津山高校のパンフレットには、SL授業という言葉があります。
SLとは、science literacy という英語の略ですが、それはどういう意味でしょうか。
また、スーパーサイエンスハイスクール指定校とありますが、これはいったい何なのでしょうか。
ここで言う「サイエンス」というのは、「理科」という意味でしょうか。
さて、「スーパーサイエンスハイスクール」というのは、英語で通用する言葉でしょうか。
だれがどういう形で、どういう目的で指定しているのでしょうか。
チャレンジワークとフィールドワークの違いは何か。
ここに「討論」と「ディベート」、「ディスカッション」という言葉がそれぞれ使われていますが、これらの言葉はすべて別の意味で用いられていることがわかりますね。
美作サイエンスフェアとは何でしょうか?
津山の自然不思議館研修では、何を学ぶのでしょうか。
これが和気の自然不思議とか、牛窓の自然不思議では困るわけです。
次に、県立津山中学のパンフレットの「目指す教育」の欄には、「郷土の発展に貢献する人間の育成」と書かれています。
その下の「特色ある教育」の欄内の「心身の健やかな成長」という項目の中には、「健康教育・食育(健康相談・地域連携と食文化学習)」という記述があります。
それでは、津山独特の、県立独特の食文化というものは何でしょうか。
津山独自の発酵食品とはいったい何でしょうか?
これについては、津山高校理数科のHPに書かれていますが、津山高校では、みそやひしおみそ、甘酒(麹発酵タイプ、塩麹)などの必修授業が行われています。
岡山県の県土の7割は森林で、それは県北に集中しています。
これらのパンフレット類には書かれていませんが、林業について最低限の勉強をしておくことは必須です。
その対策としては、岡山県が発行しているパンフレットに記載されている統計などに、徹底的に目を通しておくことが大事ではないかと思われます。
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/30003_109145_misc.pdf
学校要覧やパンフレットなどの公的に発行されている資料を通して、そこで触れられていることに目をつけ、考えること。
それが、「探究」であると同時に、受験対策にもなるのです。
さて、どんな問題が出るか。
私には、手に取るようにわかります。