言葉から受けるイメージというのは、非常に大きなものです。

まずはいくつか、具体例を挙げてみましょう。



1.IVF(体外受精)は、その初期には、「試験管ベイビー」と表現するマスコミもあったようです。


両者を比べてみると、イメージはずいぶん違いますね。




2.「ミトコンドリアは何色でしょうか?」と、いろいろな人に聞いてみました。

たいていの人が「緑色です」と答えました。


ミトコンドリアという言葉には、「ミ」と「ド」と「リ」という文字がすべて、ご丁寧にもその順番どおりで入っているからでしょうか。




3.昔、新発売の高性能なカセットテープが「メタルテープ」という商品名で販売された時。


(テープが)錆びる」とか、

(カセットデッキの)ヘッドがいたむ」

などということを言った人が、少なからずいたようです。




4.「新型出生前診断」という言葉について考えてみましょう。


ここでの「新型」とは、たとえば「新型のiPhoneが発売された」というときの「新型」とはかなり違うものです。


「新型」のiPhone が発売されれば、以前から発売されている「旧型iPhone」を、わざわざ買おうという人はいないでしょう。


しかしながら、「新型出生前診断」というのは、今までの「診断が古くなった」という意味ではありません。「確定診断」でもありません。その「新型」の診断を改めて受けなければいけないと決まりもありません。


ここでいう「新型」とは、技術の進歩により、低侵襲(less invasive)な、新しい選択肢が増えたという意味で、古いものが新しいものに変わったというわけではありません。




これらの例から見てもわかるように、言葉から受けるイメージというものは、良きにつけ悪しきにつけ、非常に大きなものがあります。数理塾なのになんで理科を教えていないのか?100円ショップに何で200円コーナーがあるのか?(100円ショップは屋号) 


(尚、「ソマリア沖の『海賊』」という言葉も、ただちに「海上テロリスト」と名前を変えるべきでしょう。)


 遊牧民族の生活はとても苦しいものだったのに。遊という漢字のイメージから、ノマド的生活のすすめという記事が雑誌にのる。


なんの基準もないのに、ホテル食パンとか、ホテル・カレー?

マンションの管理人をコンシェルジェと言い換えた人は天才ですね。


それなら、単なる塾講師も「プロフェショナル・エジューケショナル・スーパーバイザー」と名乗ったら?


さて、ロボット工学は、日本が世界の最先端を行っていると聞いております。


介護・福祉・医療といった場面で多くの応用が期待されており、成長戦略の中でも重点分野として取り上げられています。

ただ、ロボットと言っても多岐にわたるものであります。手術用あるいはインターネット上を巡回しているプログラムとしてのロボット、現在の内視鏡に代わるカプセル型内視鏡なども、「ロボット」といえます。

技術の発展は常に裏表がありますから、軍事利用には、さすがに、規制が検討されているそうです。

しかし、「殺人ロボットを禁止しよう」という言葉に関してはどうでしょうか。
これが独り歩きすると日本のロボット工学に多大なマイナスイメージが出てしまうでしょう。



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ある日、ロボットが宇宙のどこかからやってきて、地球の都市を襲う。

口から火を噴き、手足からミサイルが飛んでくる・・・・


こんなSF映画のようなイメージが先行するのは、いかがなものか。


「ロボット型兵器」とか、「自律型兵器」とでも、呼び名を変えるべきでしょう。



ロボットは、「自律的に」人を殺すわけではありません。


人を殺すのは、それを作り、プログラミングし、それを紛争地帯に投入し、そして人を殺すべく操作した「人間」なのです。心のない包丁は自分の意志で、人間を刺し殺しません





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本気ですか?ほほぉ、人間の心を持たないと「必要以上の殺戮をするそうです」 人殺しに、ここまでは必要な・・・という基準があるのかしら。