人は車が渋滞に巻き込まれると、腹が立つが、自分がそこにいることも渋滞の原因になっているという自覚は無い。


さて、実話であるが、個人が特定できないように大幅に、設定を変えてある。


東京の大きな総合病院である品川医大附属病院で診察を持っていた。老朽化しているので待合室も狭く、近くの渋谷小学校の跡地に移転するそうだ。


隣で、ご老人がやはりじっと待っている、1時間前から一緒に待っている方だ。


あれれ、どこかでお見かけしたことがあると・・・・・思いだした。渋谷小学校の同級生の大崎君のお父さんだ。


子供の頃、家に遊びに行ったことがあるから、間違いない。あのお年で一時間以上、新聞も広げられない狭さの、窮屈なイスで待つのは、しんどいでしょう。かといって、黙っているしかなかった。





だって。大崎君のお父さんって品川医大の学長と品川医大附属病院の院長を歴任された方なんでから・・・・