(初出2014.11.06)

 

毎年、世界の大学ランキングが発表され、日本の大学は何位だとか、マスコミが、騒ぐが、あんなものは欧米の基準で勝手に選んだものに過ぎない。

 

源氏物語や万葉仮名の研究は、欧米の学術誌に引用されることは少ない。大学ランキングのグローバル化の中に、留学生が多いとか外国人教員が多いとか。ありますよね。これもおかしな話で欧米中心の考え方です。國學院大學の神道研究で、 外国人の教員を招聘 ということは考えにくいわけです  。 神道研究するために欧米に留学することもありません。学生に全員一律に1年間の海外留学を義務付ける。医学部や、国語文学科では不可能ですね。




イギリスからシェイクスピアを勉強しに日本の大学の英文科に留学に来る人もいないでしょ。


一橋大学 や 中央大学 も大学ランキングでは不利になる。司法試験や公認会計士、税理士を目指す学生を1年間、海外留学させても資格を取るまでの時間がかかるだけのことです。薬学部のある大学で薬剤師を養成するコースのある大学も不利になります。資格の性質上、国際薬剤師とか国際的に活躍する薬剤師というのがあり得ないわけです。


従って結果的に秋田にあります国際教養大学のような新しく作られた大学の方が有利になるわけです。作るときに最初から1年間の海外留学を義務付けることは可能ですが、伝統のある大学では不可能です。中央大学の法学部が来年から入学者に1年間の海外留学を義務付けると言ったら大変な騒ぎになるでしょう。


奈良大学という知る人ぞ知る大学があります。奈良の古墳や文化財の 修復 研究で有名なのですが、どうやって海外に留学すれば良いのでしょうか?

 

ノーベル経済学賞の候補と言われ続けた、宇沢弘文先生も海外で研究・活躍されたからだ。

 

日本では貯蓄に回る資金が多いとか・・・投資は悪であるという風潮がある。日本における経済理論≠世界における経済理論 なのである。

 

 

弘文天皇は本当に即位したのか?とか古事記の研究を、一生かけても、

ノーベル賞はとれない。

 

あの大学ランキングでドイツの大学がまったくでてこないのにお気づきでしょうか? アメリカ合衆国の大学ならすぐにハーバードとか スタンフォード大学。 イギリスの大学であればオックスフォード大学とかケンブリッジ大学。 フランスの大学であれば ソルボンヌ大学。 ドイツで有名な大学というのは簡単に思い 浮かばない 方がほとんどでしょう。

 

理由は世界最高水準の研究(前身を含めるとノーベル賞受賞者だけでも30人以上いる)を誇るマックス・プランク研究所があるから。(プランク定数のプランクの名前を冠している)

 

https://de.wikipedia.org/wiki/Max-Planck-Gesellschaft

 

(ドイツの偉いところは大学に研究者を縛り付けると、科学研究に差し支えると割り切っているところである)

 

どんな業績をあげても、大学ではないから出てこない。

 

日本の大学の世界ランキングを上げる簡単な方法がある。

 

 

 

予算の重点配分よりも簡単な方法がある。非建設的な提言として総理に教えてあげたい


答え: 理化学研究所や京都大学のCiRA、大阪大学免疫の研究所・東京理科大学のゲノム創薬等を(形式的にでも)東京大学付属にすること。多分、東大が世界のトップ・クラスに躍り出るであろう。