2013年 オリジナル 



私はある旅行会社のいい加減さにあきれて、その旅行会社のツアーには絶対に参加しないようにしております。



といいますのは、岡山市は政令指定都市に移行して区政に変わりましたが、これは私が引っ越したわけではなく、住所表示が変わっただけのことであります。



これは官報にも記載されておりますし、法律にのっとって住所表示を変更したわけですから、ほとんどの郵便物は「岡山市中区・・・・・」で来るようになりました。ところが、ある旅行会社だけは、いまだに「中区」という表示が入っていないのです。



ですから私は、住所ソフトの更新もできていない会社に海外旅行の安全管理を任せるわけにはいかないというわけで、その旅行会社のツアーには参加しないことを決めております。



また、東京の旅行会社で、私がかなり信用している旅行会社のツアーに参加したときに、国境を超える時に当然書類を提出しなければなりませんから、みなさん書名をしてください、必要なことはすべて旅行会社で記入してありますから、署名するだけで結構ですと言われました。


しかしながら、国に対して私が署名して提出する公文書ですから、忙しいことはわかっていますが、一通り目を通させていただきたいと言って、目を通させていただきました(もっとも正論なのですが、こういったことは日本的文化の中ではあまり好まれないようです)。そうすると、大変な落ち度がありました。



それは、私の住所が「中区」というのが書かれていなかったわけです。つまり、住所を政令指定都市移行に伴って変更する際に、すべてのデータを変更していなかったわけです。


もちろんこれは、岡山市だけの問題ではなくて、いわゆる平成の大合併で住居表示が変わった場所は日本にたくさんあると思います。



さて、これが大問題であって、私が帰ってから旅行会社に厳しく抗議をした結果、誠意ある回答をいただきましたけれども、これが大問題であるということが理解できない方は、海外旅行に行かれる資格がないと思います



たとえば、同じ日本国内であれば、単に郵便物を届けるだけであれば、

「東京都渋谷区神宮前***」と書いてあっても、渋谷区を省略して「東京都神宮前***」と書いてあっても、手紙は届くかと思われます。


ただ、一方で、JR新大阪という駅と、JR大阪という駅は全く違う場所です。



日本で事情に詳しい方ならば、そのことはわかりますが、海外においては、たとえば、

「toukyou-to sibuya-ku....」と書くのと、「toukyou-to jinguumae.....」と書くのでは、まったく違う住所と判断される可能性があります。



ここでも、日本の常識では世界では通用しません。



自分の住所を間違えるということはありえないわけで、極めて不審な人物であると判断される可能性があります。



実際に私の経験から、ドイツでホテルにチェックインする際に、住所を書いたならば、フロントデスクで、「この住所のどこがシュトラーセ(通り)なのか」と聞かれたことがあります。ミドル・ネームを書いてくださいと言われたこともあります。



ですから私は、そこで、一般的には日本の住所表示は面している通りによって表示されない。むしろブロック単位で表示されるのが通例である。と回答しました。



そのくらい難しいものなのです。




もう一つ、たとえば、名前でも、「佐藤」という名前をアルファベットに転写するならば、「Sato」とも「Satoh」とも書けます。日本人ならどちらであっても佐藤さんだとわかります。

しかし、海外で書類ごとに異なる表記で書いてしまえば、「自分の名前のスペリングを間違えるなどということはありえない」ということで、これまた、不審人物と間違えられません。





いずれにしても、ビザであるとか、入国カード、出国カード、そういった書類は、相手国に提出する公的書類である。

虚偽事項が書かれてあれば、刑罰の対象にもなりかねない性質のものである。





日本においては、入国は法務省の管轄であります。

日本は島国ですから比較的不法入国というものが少ないようですが、どこの国でも、不法入国というのを厳しく取り締まるというのは国家としての基本です。



ですから、入国というのは、パック旅行ならともかく、個人で行けばきわめて厳しい質問をされるのです。



これは当然のことであります。