海外に個人旅行で行く場合には、現地の標準的な服装に従うのが基本で、特別なブランド物を身につけてはならない。
特に文字やロゴの入ったシャツは気を付けたほうがよい。
たとえば、HOPE(希望)という文字が胸に入ったシャツがあるとします。
日本国内であれば、そのシャツを着て歩いていたところで、なんともないでしょう。
ところが、HOPEというのは、イスラエルの国歌を意味する英語になります。(*)
■近代ヘブライ語では
התקווה
と音写されますので上記をコピーし YOU TUBEでお聞きください。もともと古代から伝わるものではないのですが、ユダヤ的なるものに参考になるでしょう。
ヘブライ語やアラビア語は右から左に書きます(*)ので、これも異文化体験の簡単な方法です。右から左に切り取るのです。[貼り付け]も右にカーソルを合わせてください。バックとデリートも日本のキーボードでは逆になります。
(*)一般には石版に刻むときに左手にのみを持って右手で打つためと言われています。イエスの義父ヨセフは大工ではありません、現地のガイドによれば石工だそうです。当時の飼い葉おけというのも石でできていたとの事です。
ですから、なんとなく日本で着ているものがかならずしも海外でも安全とは限りません。だから無地・ノーマーク・ノーブランドが原則なのです
さて、最も安全な恰好は何かというと、それは、現地に行って買い物かごに大根やホウレンソウなどを入れて歩くことです。
こうすれば、観光客と思われることは絶対にないわけです。
また、現地の人に聞かれても、観光客だとは言わないほうがいいでしょう。
特に、タクシーに乗車した場合に、
「どこから来たのか」
「この国は初めてなのか」
などと聞かれた場合に、
「初めてだ」
などと答えることは危険です。
私の場合には、「I‘m a Japanese officer.(公用で来ました)」
とか、あるいは、「ODAで来た」と言ってごまかしています。
若い学生で、Japanese officerと相手に思われないようであれば、タクシーのドライバーには
「この国に友人がいて、会いに来ました。何度も来ています。友人がホテルで待っています」
とでも答えたらいいでしょう。
(*)イスラエル国歌のリンク
昔はどのレコード店を探しても歌詞つきのイスラエル国歌のCDは手にはいらなかった。ネットが大きく変えた。