岩崎宏美のコンサートに行きました。


私が大阪までコンサートを聴きに行ったのは、今までのところ、ギドン・クレーメルと岩崎宏美の2人です。


何といっても岩崎宏美は、コンサート時にア・カペラで歌うことがあります。


「ア・カペラ」というのは、ア・カペラ(カペラなし)で、アはAPLASTIC ANEMIAのアです。サンスクリットの阿弥陀仏の阿と同じく、~がないという意味で、ここでは、「伴奏がない」という意味です。


しかも、「すみれ色の涙」という曲だったと思うのですが、PAを使わないのです。

つまり、コンサートホールで生の地声で歌うのです。


これは素晴らしい音楽体験で、CDでは会えない・味わえないものでありました。



さて、コンサートの生の声というのは面白いものでありまして、岩崎宏美は、次にメドレーを歌いますと言った後に、


「こういうコンサートではね、メドレーを歌わないと、御世話になった作詞者・作曲者の先生方に・・・に著作権料・・・関係で失礼になりますから・・・」