小学生に「素数とは何か」と聞くと、多くの小学生は


「1とその数(かず)自身でしか割れない数」


と答えます。


注:ここで、「数(かず)」と書いた場合には、自然数を意味するとします。


しかし、これはおかしいわけであって、1とその数自身でしか割れない数をいうのであれば、その「素数の定義」にしたがえば、1は素数になってしまうわけです。


ですから、素数とは何かというのであれば、


「1とその数でしか割り切れない数を素数というが、1は特別に素数でないと決める」というべきではないでしょうか。


しかし、これを覚えろ・暗記しろというのは、UBQの教育方針ではありません。


なぜ1は素数と決めないのかという根拠の方が重要です。1を素数と決めたら困る理由があるからです。


たとえば、4=2×2とするのが素因数分解ですが、もし1を素数と定義したならば、4=1×2×2とも素因数分解できるし、4=1×1×1×1×2×2と素因数分解することも可能になってしまいます。


したがって、これを少し難しい言葉で言えば、1を素数と決めれば素因数分解の一意性が決まらないからなのであります。