以前、本当に必要な情報は無料では手に入らないと申し上げました。
さて今般、次世代高速通信網とか、光ファイバーとか、こういったものの勧誘や宣伝が、しつこく行われています。
私の家にも、光ファイバーとか光ケーブルとか、そういった高速通信網を利用しませんかという内容の勧誘電話が、しつこくかかってきます。
電機店においても、パソコンを買ったと同時に申し込んだら割引ができるというならまだしも、冷蔵庫と高速通信網をセットで申込むと安くなるという例もあるほどです。
これはもちろん、いったんインフラを整備したら、そのインフラの維持費は一定であるから、あとはどんどん利用して収益を上げなければならないというビジネスモデルに基づいているわけです。
さて元に戻って、高速通信網とか、何とか回線とか、そういった広告をよく見ると、速度は理論値であり、必ずしも保証するものではないとか、速度は状況に応じて変わるなどと小さな字で書いてあります。
つまりこれは、あくまでも理論値であり、実際にはその伝送レートで情報を送れるわけではないということです。
場合によっては、その理論値の10分の1や20分の1になることもあると聞いております。
さて、私のインターネット環境においては、いまだにADSLを利用しています。
それはなぜかというと、高速通信の利用を検討した際、専門家に来ていただいて、実速を精査していただいたからです。
結論から言えば、光ファイバーを導入すれば、現在のADSLよりも回線の速度が遅くなるということでした。
というのは、UBQの前に2階から見えるところにNTTの基地局があり、ADSLがもっとも理想的で、考えられないほどの最高の理論値で走っているとのことでした。
なにしろ、光ファイバーの設置や工事を請け負っている専門のインターネットのプロがおっしゃるのですから、間違いないでしょう。
おかげで、高い工事費を払って、月あたり何千円も余分に払って、インターネットが今より遅くなるなどということにならなくてすみました。
それを考えれば、プロの専門家に来ていただいて実際の速度を調べてもらい、そのための報酬を払いはしましたが、インターネットの接続費用は、かえって安くついたというわけです。