2013年11月オリジナル
これまた、昔話。
東京の中堅塾で入試直前合宿をした時のことだ。生徒の帰宅の心配がないので深夜まで徹底的に教える。私も若かったので、終了時間が午前になることも、めずらしくない。多分、連続講義の生涯最高記録は連続9時間くらいであろう。
さて、以下は2010年9月20日の山陽新聞からの引用である。
《岡山大肝移植 患者の容体安定
岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・近畿地方の病院で30代男性から摘出された肝臓は、京都大医学部付属病院での分割を経て、18日午後10時44分に岡山大病院に到着。患者の手術は先行して同8時半から始まり、19日午前6時20分に終了した。提供者の肝臓が大きく、京都大の患者が小柄だったことなどから、岡山大病院では肝臓の右葉側69%を移植した。》
よく読んでください。
午後8時30分から翌日午前6時20分までなら単純計算でも約10時間!
素人考えであるが、もちろん何時間前から医師団・医療チームは準備や待機をしておられたのであろうし、終わってすぐ帰宅されたのでもあるまい。まさか肝移植の途中で夜食を食べてたり、コーヒー・ブレイクがあったわけでもあるまい。
・・・・と以前書いたら、こんな記事が。ミャンマーの女児が岡山で手術を受け、無事に退院されたニュースである。
「 生まれつき・・中略・・・・・・管を形成するなど20時間に及ぶ手術を受けた。」
受験生に嫌われるのを覚悟でもう一言嫌味。
数学の計算練習問題をたかが1、2時間かけて解答させたぐらいで根をあげる生徒が医学科志望とは片腹痛い。