ある学校で教えていたときのことだ。


今から思えばよく学校が認めたと思うのであるが、同じ名門私立中高一貫校で、英語と数学を教えていた。生徒・保護者は同姓同名の別人だと思って、混乱されたそうだ。


中一の外国語の授業の一番最初にいきなり黒板に大きくABCと書いてなんと読むか質問した。


(文科省のHPにも外国語=英語という決まりは見つけられなかった)


(ここで例えばセンター試験でもあくまで外国語の試験があり、選択科目として英語があることを指摘しておく)


もちろん、生徒は声を揃えてエー・ビー・シーだという。そこで言いました。


英語では、なんと読むかとは、質問していませんね。


ABCと書いてエー・ビー・シーと発音しない国や地域・文化や人々はいくらでもいます


私はあなた方にABCを見たら無条件にエー・ビー・シーと読む大人になって欲しくありません。


このことは国際人としての最低限の常識です。


この学校の案内には国際人の養成と書いてありますので、あえて意地悪をしました。さて、ここからは英語の授業を始めます・・・・