ベストセラーになっているとの事で、「日本人のヘンな英語」という本を読んでみた。


多くの読者は、実はネィティブ(←これ自体が和製英語)にはこう聞こえる。→だから受験英語や学校英語はダメだと、感想を持つかもしれない。


読んでみたが、あくまでも、面白おかしく書いた娯楽コミックだ。


極端に誇張した例や、特別な解釈を面白おかしく取り上げているだけである。


一つ一つの例は、ばかばかしくて取り上げない。別の立場からわかりやすい証拠を示そう。


(ところで、ネイティブって誰?どこにいるの?


まさか、10数億人以上いる英語を母語とする人のなかで、たまたま知っている人に聞いて英語ではこうだ・・・と断言しているのか・・・)




UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ

この本の裏帯には、よく使われるフレーズが、「実は全然違う意味に聞こえています・・・・」とかいてあります。えっ!そうなの。と思って思わず買ってしまった方もおられると思います。


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ところが、この本の新聞広告には、 同じフレーズが「…全然違う意味に聞こえることも」となっています。


「聞こえています」と「聞こえることもある」では全く意味が違います。


新聞の広告に、「聞こえています」と断言して書くのは、さすがに、まずいのでは、ということなんでしょうね。新聞広告には規制がありますからね。


そうやって、もう一度みると


「聞こえています・・・」の最後に・・・を付けた人は広告の天才ですね。




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言葉というのはツールであるから、TPOによって異なる。


日本語のネイティブ・スピーカーである私に



「相手に名前を聞くときに、日本語ではなんと聞くのか?」

と聞かれても答えようがない。

ビジネスでは「誠に恐縮でございますが、お名前を頂戴頂ければ・・・」

という表現は不自然ではないであろうが、一般に日常会話で

「誠に恐縮でございますが」という表現はしないであろう。


「今日の夜空を君と楽しみたい」というのもTPOによっては性・的・勧誘ともとらえられるかもしれない。



雨の日にデパートに行けば、


「足元のお悪い中、お越しいただきまして恐れ入ります」

と言われるかもしれないが、小学生が学校に行ったときに教師が言えば間違いなく「ヘンな日本語」であろう。