be willing to・・・ という熟語を「喜んで・・・・する。」と思っている生徒が多すぎる。嬉しくて嬉しくて積極的にするという意味は無いのであるが。

特に過去形で使った場合には「喜んで・・・した」という意味ではない。断った可能性も否定できないことに留意されたい。

 

・限定用法との違いから生じる誤解であろうか。

 

やっぱり日本語で考えてるんでしょうね。例えば日本では結婚式の招待状が届いたならば喜んで出席しますと書きますよ。誰もイヤイヤ出席しますとは書きませんね。

 

下の写真の画像の左右が欠ける場合には写真をクリックして下さい。


UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ

 

the比較級・・・、the比較級・・・

の構文は高校生には必須の構文であるが、なぜこれが~すればするほど~するの意味になるかに至っては相当優秀な生徒でも答えられない。

 

 

こんなことは辞書を引けば必ず書いてあることだ。何故、辞書を引かないのか?

 

原因の一つは電子辞書の普及にある。the比較級、the比較級の構文では最初のtheは関係副詞・後のtheは指示副詞だ。all the more for とかnone the less forにおいてもthe は副詞である。

 


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私が机上においているのはリーダ-ズ英和辞典である。生徒に指定しているのはジーニアス英和辞典の紙の辞書である。教師が愛用している辞書と中高生に勧める辞書が違うことは大切なことだ。自分が使っている辞書を中学生に推薦するなら、教師は要らない。

 

 紙の辞書でtheを引いてみると、どの辞書でも2ページ程度に収まっているから目をざっと通してみれば全ての品詞に目を通し、副詞のtheと関連する熟語を見つけるのは数10秒あれば十分だ。

 

一方、電子辞書ではどうか、ご家庭でもできる実験であるから、お子様の電子辞書があれば是非、保護者にも実験を勧めたい。カシオのエクスワードxdr910でやってみた。

 

 

まずtheを引いてみると見出し語が出る。全文がいっぺんに出る電子辞書はないからスクロールしなければならない。キー押してみて副詞のtheが表示するまでの回数を数えると.

 

実に104回押して初めて出てきた。用例はさらに40番目の用例を反転表示して用例キーを押したら出てきた。私はthe比較級、the比較級の構文でのtheが副詞であることを知っているので簡単にみつけられるが、知らない初学者はすくなくとも計80回は用例キー・戻るキーを押して調べないといけない。


 

だからどうしても電子辞書を使っていると最初の基本的な意味だけを覚えることになる。電子辞書を生徒が使う理由は調べるのが楽だ。便利だ。という声がほとんどであるが、今回、実験をしてあらためて確認した。

 

電子辞書ほど不便な辞書はない。もし、あなたのお子様が電子辞書の方が便利だというのなら考え物である。辞書の最初にでてくる意味だけを覚える学習をしている可能性がある。様々な品詞を確認したり、用法・用例を調べたりということを怠っているかもしれない。

 


 

紙の辞書を指定しないとできない授業例:

Mediterranean Sea という単語が出てきましたので、辞書を引いてみましょう。地中海と書いてありますね。まだ辞書を閉じてはいけません。

 

この単語の前後にありますから、辞書を開いたまま、mediで始まる関連単語を探して目を通してみましょうね。(これが電子辞書ではできない)

 

media/median/medieval・・・・・・・などたくさんありますね。

 

意味を確認したならお分かりですね。medi-というのが中とか間という意味なんですね。次に指で挟むかしおりをつけたままterr(a)-で始まる単語を調べましょう(これも電子辞書ではできない)。

 

terrace/terrestrial・・・・などですねつまり、地(土地・地面・地球)という意味なんですね。ついでだから指を2本挟んで辞書を抑えながら映画で有名なE.T.という単語も調べましょう。今ちょっと目を動かせば辞書の3箇所が見えますね(これが電子辞書ではできない。)・・・・・・・・・

 

Mediterranean Sea は文字どおりテラ(地)のメディ(中)の海だから。地中海ですね。小文字ではじまったら中海という意味です。

 

*以上は一つの学説による。テラを地球=世界とみなして世界の中心の海との語源解釈もある。

 

また、電子辞書の全てが悪いというわけではない。私も電子辞書は使っている。上で述べたカシオの電子辞書はリーダーズ英和辞典とリーダースプラス英和辞典が入っている。紙の辞書の版も出ているがこの2冊を常に携帯するには重過ぎる。外出時に持っていくには便利である。

 

英語学習がある程度進んでいる高3であれば便利なものである。上で述べたことは、英語をこれから学ぼうとする中学生には電子辞書は勧められないということである。

 

*追記:最新の電子辞書ではどうか調べてみた。家電量販店の店頭で複数の電子辞書で調べた。カラー・ワイド液晶画面などの多機能型だ。

 

the の見出しから、副詞のtheが表示されるまでは」やはり60回から70回掛かった。