*以下、引用である。
2012年度の大学入試センター試験の出願が3日から始まる。今回から科目選択の自由度が広げられる一方、受験教科・科目数の「事前登録制」が導入される。従来と違い、出願後に志望校の変更ができない場合もあるため、出願時に例年以上の注意が必要だ。
これまで社会系の受験教科は地理歴史と公民に、理科系は理科(1)~(3)に分かれ、各教科から「世界史A」など1科目だけを選んで受験する方式だった。
今回は地理歴史・公民、理科(1)~(3)をそれぞれ1コマ(試験時間60~120分)にまとめ、同じ教科から2科目まで選択できるようになった。従来はできなかった「世界史Bと日本史B」、「物理1と地学1」などの選択が可能になった。
ただ、選択肢が増えた分、各科目の受験者数が把握しにくくなるため、出願時に受験教科名と教科・科目数を登録させ、出願後の変更は認めないことにした。どの科目を受験するかは試験当日に決められる。
事前登録は、地歴・公民だけでも「地歴のみ1科目」と「地歴のみ2科目」、「公民のみ1科目」、「公民のみ2科目」、「地歴1科目、公民1科目」、「受験しない」の6通りもあって複雑だ。従来は実質的に受験教科数が3以上か否かの申請だけでよかった。今回は志願票の記入事項も増え、事前登録の教科を記入しないと受験できない。
また、大学によって指定教科が異なるため、事前登録のしかた次第で受験できない大学が出てくる。たとえば医学部希望者が「公民のみ1科目」を選択すれば、東京大、大阪大などは受験できるが、京都大はできない。法学部希望者は「地歴1科目、公民1科目」を選択すれば、多くの国公立大学を受験できるが、「地歴2科目」を課す九州大は受験できない。
(朝日新聞ネット版より引用。太字・下線部は引用者による)
センター試験がますます複雑になったようだが、単なる感想を述べるだけのブログではない。
上記報道中、「医学部希望者が公民のみ1科目選択・・・」
とあるが、これは医学科の間違いではないか。京都大学医学部人間健康科学科の各専攻は公民で受験可能だと京都大学のHPに書いてある。混乱を招きかねない表現である。
以上は、速報である。いずれにせよ、センター受験生はネット情報ではなく、大学の入試要項等で確認いただきたい