門外漢ではあるが、THE LANCET というのはとても権威のある学術誌だと聞いている。日経新聞(2011.9.1)によると、低額な医療費で先進の医療を実現した世界でも珍しい国として日本の医療の特集が組まれたそうだ。



UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ

単純な比較はできないであろうが、日本は医療費が先進諸国の中では最も低い国の一つであるそうだ。


インターネットというものは便利なもので、同誌の電子版はすぐにみられる。→ランセット電子版


どうしても、受験講師の「さが」でこう見てしまうのであるが、来年の大学入試に出題するのには格好の素材である。更新リンク切れの前に医学部受験生には、目を通しておくことを薦める。


以前、岡山大学の小論文の素材はインターネットからのものが多いと指摘したが、2011年もそうであった。これは管見ながら著作権の問題であろう。もちろん、インターネットの記事にも著作権は存在するのであるが、無料で誰でも閲覧できるものには、有料の書籍に比べて「侵害」の問題が少ないからであろう。


これはUBQ本体のHPでも、指摘したが、パチンコ・パチスロや競馬・競輪の売り上げから見ても、日本の医療費は高くないと考える。


円とドルの換算の問題もあるので、単純な比較は無理としてもアメリカ合衆国の国民一人あたりの医療費は日本の何倍もするとの記事を読んだことがある。アメリカ合衆国での個人破産の原因のトップは医療費が払えないことに起因しているとの報道ももある。


マスコミは

「国民の負担する医療費が増えること」=「悪いこと」

のように報道するが、事実に反するのであって、一部の国々においては、

「医療の恩恵に、経済的理由からあずかれない」=「医療費が増えない」のである。