森鴎外(代用字使用)は軍医として旧陸軍のトップの立場にいたそうである。当時、日露戦争で陸軍を悩ませていたのが脚気。鴎外は伝染病と考えていたようで、そのため犠牲者を増やしたとの説もあるそうだ。
日露戦争では3万人近くが脚気で死亡。大正から昭和にかけても年間何万人もの日本人が亡くなっていたそうである。
以上は、学術的に担保された数字ではないが、確かに言えることは現在では、医学の進歩により、数万人の命が助かっているという見方ができるということだ。
だから、前回の記事で言ったことは誇張ではない。今。どこの薬局・薬店でも売っているビタミン薬をタイムマシンで明治時代に持っていったら、全財産をはたいても買う人がいるだろう。
我々はもっともっと医療の恩恵に感謝すべきなのに、医療の進歩は一般の人の目に見えないところで漸近的に猛烈な速度で進んでいるから分かりにくい。
これが工業製品なら、ある日当然、iPadが発売発表、発売日に行列、あまりの画面の美しさに誰しも驚嘆といった具合だ。
これは空想だが、医療もこういった具合で発達したら、どうなるだろうか?
年間、何万人も亡くなる病気の治療法が今日発明されたので明日から実施します。。。。