これも、駆け出しのころ。


ある予備校が外部から英語の有名講師に招聘の打診をしたら、まず貴校の講義を見学させていただきたいとの由。

(注:一般に予備校は掛け持ちが可能なところもある)


その講師が授業の見学に教室にきたら、椅子を黒板のすぐ前に置き、生徒の方を向いて座る。つまり、先生の方ではなく、生徒の方を向いて座ったのである。


3時間、じっとメモを熱心に取りながら、時折、立ち上がって教室の中を生徒のノートを見るなどしながら、授業を「見学」していた。


その後、懇親会が開かれたので、特にお願いしてメモを見せていただいた。びっしりと書かれていた内容は・・・


どこで生徒がうなずいたか。どの単語を生徒が辞書で引いたか。生徒が一番、どこをノートに取っていたか。

どこの箇所を生徒が質問したか。どの部分で生徒が間違えているか。。。。果ては、どこで生徒があくびをしたかまで書かれていた。


塾というのは奥が深い。まだまだ自分には修業が足りない。一流の講師は、違うなぁと。。。良い勉強をさせて頂いた。