少子化ということで私立中学校も生徒募集には腐心するところである。岡山のようにまだまだ公立志向が強く、受験生の流動性が少ない地域ではともかく、競争の激しい関西圏・首都圏では特にそうである。なかでも決めるのが大変なのは(よっぽどのトップ校をのぞけば)入試日をいつにするかである。あまり早くするとライバル校のすべりどめにされるし、遅すぎると他校に優秀な生徒をとられてしまう可能性がある。


さらに、ここに私立学校の集まりの取り決めやら、暗黙の慣行やら絡んでくるからことは複雑だ。


1.ライバル校と併願が出来る。

2.ライバル校より前の日に入試を行わない。

3.ライバル校より後の日に入試を行わない。


一部の学校によっては理想的な入試日であるが、これが可能であろうか?

そんなことは不可能だと皆が声をそろえるであろう。ある中学校の平成23年の入試要綱を見て、

あっ!やられた。こんな方法があったのか!と声を上げてしまった。誰もが思いつかなかった方法である。

もの凄い知恵者がいるもんだと感心した。



UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ

確かに、夕方から入試を始めてはいけないという取り決めはない。