英語を学習する際にもっとも理解するべきこと:
それは同じ言葉で表されていても言葉の表す概念は文化や個人によって異なるということだ。
中一の英語の授業で生徒から質問があった。
FARMERという単語は学校では農家と習いましたが辞書には農場経営者と書いてあります。どっちが良いのでしょうか?
大変、素晴らしい質問ですと大いに褒めた後。次のような説明をした。
アメリカ合衆国は日本に比べればとても、広い面積をもっていますね。日本は昔 やまと と呼ばれたぐらいですから、山だらけで国土有効利用面積がとても少ない国です。
ですから、同じFARMERといっても規模や形態は大きく異なります。アメリカ合衆国には甲子園球場の何倍の農地をもっているFARMERもいます。そういう人は何十人も人を雇い、農薬散布のために自家用ヘリコプターまで持っている場合もあります。日本の農家とは随分違いますね。だから農場経営者と訳す場合があるのです。
前後の文脈がわかりませんから、どちらで訳すべきかは分かりませんが、これから英語を勉強していく上で、身近な単語でも辞書を引いて日本語との意味のずれに注意しましょう。
さらに説明をすれば同じ日本語の「海」という言葉でも、人によってイメージする海は様々ですね。瀬戸内海で育った人はあまり荒れている海は思い浮かべないかも知れませんが、日本海側の海を見て育った人は、また違った海を思い浮かべるでしょう。
さて、この件で重要になるのは世界史の用語である。
特に東京大学では
問題:日本における封建主義とヨーロッパにおける封建主義の違いを述べよ。
とか
問題:(同じ革命といっても)イギリスにおける革命とフランスやプロイセンにおける革命の違いを述べよ
といった問題が頻繁に出題されている。東京大学の出題者はプロイセンに関しては改革という用語を使用していることにも注意されたい。
