これまた、昔話。
東京の中堅塾で入試直前合宿をした時のことだ。生徒の帰宅の心配がないので深夜まで徹底的に教える。私も若かったので、終了時間が午前になることも、めずらしくない。多分、連続講義の生涯最高記録は連続9時間くらいであろう。
そうなると、困ったのは人事部長だ。私のところに来て、哀願する。哀願というのは人事部長よりも、教務主任のほうがはるかに力が強いからだ。
私が、「お前は労働基準法と、生徒の成績が上がるのと、どっちが大切なんだ!」と極めて順法精神にもとる不適切発言をすることを知っているからだ。
連続9時間も授業されると明らかに労働基準法違反ですから、労働基準局・監督局に、にらまれます。過労死でもされますと、私の責任問題です。いくらなんでもほどほどにしてください。
(注)当ブログ記事は法律学的に保証されたものではない。労働者が自発的にやれば問題ない・・とかの法解釈は措いておく。
さて、以下は2010年9月20日の山陽新聞からの引用である。
《岡山大肝移植 患者の容体安定
岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・近畿地方の病院で30代男性から摘出された肝臓は、京都大医学部付属病院での分割を経て、18日午後10時44分に岡山大病院に到着。患者の手術は先行して同8時半から始まり、19日午前6時20分に終了した。提供者の肝臓が大きく、京都大の患者が小柄だったことなどから、岡山大病院では肝臓の右葉側69%を移植した。》
よく読んでください。
午後8時30分から翌日午前6時20分までなら単純計算でも約10時間!
素人考えであるが、もちろん何時間前から医師団・医療チームは準備や待機をしておられたのであろうし、終わってすぐ帰宅されたのでもあるまい。まさか肝移植の途中で夜食を食べてたり、コーヒー・ブレイクがあったわけでもあるまい。知り合いの医師に伺うと特殊ケースではなく、長時間の連続手術・勤務は珍しくないとの由。
この前、川崎病院で、腸の、検査を受けてきた、朝の8時までに来てくれということで、医学的なことはわからないが腸の中の便を取り除くとの由で、下剤のようなものを飲んで、トイレで、出す→脱水症状にならないようにであろうが、指定されたドリンクを飲む。すぐには腸の中をきれいにはできないそうで、お尻からカメラのようなものを入れるのは13時からだそうで、お尻からプリプリ→口からゴクゴクの繰り返し。いちいちプリプリのたびに、プリプリを確認して頂いた。
(注:以上・以下は個人的体験であり腸の検査に関しての医学的なレポートでは全くない)
この間、なんにもすることがないので(散歩程度の運動をした方がプリプリには良いとのアドバイスは受けた)
ということで、ずっと病院内に医師と、はからずもご一緒。そこで気が付いた。朝の7時過ぎにいったら、もう担当医は、てきぱきと指示をされていた。その後も、ずっと院内に居られた。で、結論:
担当医は、一切昼飯を食べていないし、昼休みもとっていない。
特別にこの日だけだとも思えないから、毎日のことであろう。
受験生に嫌われるのを覚悟でもう一言嫌味。
数学の計算練習問題をたかが1、2時間かけて解答させたぐらいで根をあげる生徒が医学科志望とは片腹痛い。