どうも大学受験浪人というのは日本独自の文化らしい。英語でも適切な言葉が見つからない。塾というのは英語で、よく CRAM SCHOOL(詰め込み教育施設の意)と訳されているが、CRAMというのはあまり良い言葉ではない。http://ejje.weblio.jp/content/cram嫌がる生徒を無理やり・・・というニュアンスに感じる。
塾講師としては差別用語ではないかと思うぐらい腹が立つ。
予備校というのも英語に訳しにくい。 PREPARATORY SCHOOL というのは英語では全く、別物だ。海外で職業をきかれたら、
JUKU TEACHERと答えた後に JUKUというのは
PRIVATE COACHING SCHOOL FOR ENTRANNCE EXAMINATIONS
と答えることにしている。
補習科生というのはもっと訳しにくい。全国的に通じる言葉でないのでネットの性格上、説明すると、西日本を中心に一部の高校に卒業生を対象とした浪人のためのコースがあり、補習科という名前で呼ばれるのである。
それでは、何故、海外の言葉に訳し難いのか?それは日本のように大学受験での再チャレンジに寛容な,と同時に経済的に豊かな国が他にないからである。