2022年10月 12 日


今度はイプシロン失敗がトレンド入りしてます。


破壊指令を出せた以上は大成功であります。






2010.6.20 オリジナル 記事




 

探査機はやぶさが無事に帰還。マスコミは実験の「成功」をたたえている。複雑な気持ちで報道を見たのにはわけがある。その昔、種子島から打ち上げた実験ロケットが途中で墜落したときは実験の「失敗」が税金の無駄使いと批難された記憶があるからだ。

    

 

どうもマスコミは科学における実験ないし実験的プロジェクトの意味がわかっていない。

 

予定通りにいったら成功。予定通りにいかなかったら失敗。と思っているようだ。

 

そもそも100%予想通りにいくと、する前から分かっているのなら実験をする必要がない。結果がどうなるのか分からないから実験をするのだ。

 

ある大学の先生が学生に実験の指導をしていたら、学生が

 

    この実験のやり方はどこに書いてありますか?

ときいたので絶句。やり方が書いてあるのなら、実験の必要はない!と厳重に説諭。

 

科学の歴史には、うまくいかなかった実験から大発明がしばしば生まれている。理論通りの結果がでない。おかしいな、理論が間違ってるのかな。ということは新たな理論につながるからだ。

 

 

ノーベル賞を受賞された白川博士が《実験には失敗はない》といわれているのはこの意味だ。はやぶさがうまくいかなかったなら、その原因があるからであって、それを分析すれば、さらに有用な探査機の開発につながる。

 

 

将来、有人の実用探査機を開発するためには無人の実験探査機の段階であらゆる《想定外のトラブル》が出てくることはむしろ望ましいことだ。

 

 

このマスコミの実験科学に対する誤ったイメージの原因は小中学校の理科の実験教育にあるのではないか。

 

1)予め教師がやり方を説明し、


2)実験機器や試料が事前に用意され


3)どのグループも教科書と同じ結果になり、


4)必ず授業時間内に終わる。 特に動物実験なれば 途中で休憩することはできないから 終わるま いつまで続くかわからない。


多くの理系の 大学において実験室で24時間開いているとか 仮眠する場所があるというのはこれが原因である。

 

あれは実験ごっこに過ぎない。