新聞の投書欄は如何に人間が自己中心的であるかの見本として興味深い。診断書発行費用が高いと言って病院にクレームの電話をして、まだ得心いかないので投書したようだ。
UBQには税理士から毎月、書類が届く。塾の税務や会計の種類だ。4万円以上、毎月払っているが、これは書類の値段ではなく、塾の帳簿をつくり、税務関係の法定帳簿(誤りがあれば法的責任を問われる)を作成してもらい税金を申告するための費用である。
家を買ってローンを組んだ時だ。色々な書類や・証明書が必要だ。銀行関係の書類は公認会計士に目を通してもらった。売買契約には司法書士に立会(りっかい)してもらった。契約の途中に司法書士が口を挟んだ。
長島さん(仮名。家の売主)、あなたの戸籍名は長嶋ですね。契約書の署名は・・・・
こんなことは考えてもみなかった。その後、司法書士がうまく契約をまとめてくれたのはいうまでもない。
もし、契約にトラブルがあればローンだけ残ったうえ、不動産会社から違約金を請求されていたかもしれない。
公認会計士にも司法書士にも、ン万円払ったのだが、安いものであった。
隣に家が建つ。業者が来てはんこを押してくれという。土地の境界の件だ。図面を見てもさっぱりわからない。すぐに行政書士に連絡して、間に入ってもらった上で、はんこを押した。これも、ン万円払った。隣家との境界で何年も裁判をしている家があると聞けば安いものだ。
書類1枚が税込7350円と考えれば高いと文句を言う人もいるだろうが、書類だけの値段ではない。到底家庭には置いていないような検査機器を使ったり、専門家の様々な分析があったりして診断書は初めてかけるものだ。医師が署名のうえ押印する公的書類だ。交通事故・生命保険など色々な場面で使われる書類だ。診断書の内容に間違いがあれば人の生死にかかわるだけでなく、医師の法的責任も問われかねない書類だ。
人生設計や命に関わる書類としては安いと思うが。
