大谷大学大学院に社会人入学してしばらく研究していたことがある。生命倫理学の欺瞞性についてはいずれ機会をみてブログで述べるつもりだ。比較の対象を持つということはである。かなり性格の異なる、2つの大学に在籍したことは大きな経験となった。30年前の大学生と「近頃の大学生」の両方をもみてきた。受験生を送り出すという職業をしている愚生と受験生を受け入れる側である大学(*)の先生方と、ある意味、対極的な立場から。忌憚の無い意見を交わしたことは、今の大学受験指導という職業には、とても役にたっている。


(*)あえて大谷大学とかかないのは、京都大学や神戸大学を定年退官された先生が。少なからずおられたからである。哲学科のH教授は京都大学名誉教授であり、フランス哲学の最高権威の一人である。どうしても、この年で大学院に入ると、年配の先生とのお付き合いが多くなる。




30年前には事実上ネットは無かった。どの先生方もネットの弊害ということを強く、おっしゃられていた。例えばウィキペディアというネット上の百科事典がある。大谷大学の先生のなかには論文・レポートにウィキペディアからの引用があると直ちに不受理にすると発言された方も。


以下は朝日塾中学・高校の項目のウィキペディアからの引用である。数ヶ月前から出鱈目に気がついていたがいまだに訂正は無い(2010.5.10現在)


(引用開始)朝日塾幼稚園・朝日塾大学 を経営する学校法人朝日学園が設立した株式会社朝日塾を母体に2004年、 朝日塾中学校を開校。在校生の進級に合わせ3年後に高等学校も開校した。(引用終わり)




長山のように朝日塾小学校や朝日塾中学校の非常勤講師をしたものでなくともわかる。

朝日塾大学などない!



*それでは、ネットでなく権威ある出版社の本なら信用が置けるかといえば、そんなことも無い。巷間、常識のように書かれているが、平家物語には「平家にあらずんば人に非ず」などとはどこにも書かれていない。


*ウィキペディアの価値は多言語性にある。ここでは書けないような日本のあんなこともこんなことも英語版やドイツ語版でははっきり説明が書いてある。あんなこと・こんなことの内容は書けないが、例えば、差し障りの無い範囲で述べれば、あの有名女性アイドルの名前は本名ではない。芸名である。皆が本名と思っていて、日本語版には一切言及が無いが、英語版には本名や学歴・家族構成をはじめビックリするような事まで書いてある。