なぜ『はじき』の公式がだめなのかは当たり前だと思うのだが。当たり前で済ませたら、塾講師失格説明ができて、はじめて一流の塾講師

『はじき』なる公式を作れば、いくらでも公式ができる。例えば次のような授業をする先生を考えてみてください。


(おかしな授業例)

リンゴの個数と値段と金額の関係には大切な公式があります。それは『ね・こ・き』という公式です。試験に出るから必ず覚えようね。



ね・・・・・・リンゴの一個の値段です。

こ・・・・・・リンゴの個数です

き・・・・・・リンゴの全部の金額です。



(といって黒板に大きく丸を書いて ね・こ・き と書き入れる)



答えがすぐ出る公式だから、必ずおぼえようね。じゃあ。この公式を使って問題を解くよ。



例題)一個30円のリンゴを3つ買ったらいくらですか?



公式を見てご覧。 ね かける こ が き だね。だから 30円かける3で90円だね。公式からすぐに答えが出るよね。



例題)3つで90円のリンゴはひとついくらですか?



公式を見てご覧。 き わる こ が ね だね。だから。90円割る3で一個は30円だね。公式からすぐに答えが出るよね。



例題)30円のリンゴの金額が全部で90円です。リンゴはいくつ買ったでしょう。



公式を見てご覧。 き わる ね が こ だね。だから90円わる30円で3個だね。公式からすぐに答えが出るよね。



は・じ・きなる公式を使うことは要は、上のような授業をしているのに他ならない。自分の子供に月謝をはらってまで、こんな授業を受けさせたいですか?