3.パターン化して教えることの危険性

中学受験で『はじき』なる公式があるが

単位あたりの量という概念の形成を阻害するので私は絶対に使わない。

大学受験レベルの英語を例に取りパターン化の弊害を述べる。

★公式 may well +動詞の原型→~するのももっともだ。

 例:You may well get angry.


辞書でwellをひけば文全体を修飾する副詞として『理にかなって・もっともなことだが』とある。

なんのことはない。

   You may get angry.にwellという副詞が掛かっているだけだから、公式でもなんでもない。

助動詞を使えば本動詞は原型にきまっている。


そのwellの程度をas~asで比較すれば

  You may as well get angry ( as not).

という構文になる。may の部分を仮定法にすれば

    おなじみの   might as well ・・・・・・as・・・・・

構文が出てくる。


★公式 with O ~ing と with O p.p


この教え方だと~ing p.p 以外の場合がわからない(特に名詞がきた場合)


with X1 (being) X2 ( X1がX2の状態で)

とbeingが省略されているから分詞構文なのである。

だからX2の部分は補語の働きをしていることに注意してほしい。


センター試験の出題例を挙げる。


問い The children were walking in a line with one teacher (?) and one behind.

1.front 2 front of 3 in front 4 in front of     のどれかを入れよ


センター試験の語法問題では正しいものを選ぶよりも、他の3つがなぜ不適切かを考えて勉強しなければいけない



なぜfrontが不適切かは形容詞としてのfrontには限定用法しかないので補語の成分を構成できないからである。(名詞と解釈すれば教師=何かの物体の前面部分となる)